今日は「合格」について考えた。

というのは

この度、来年から免許取得に向けて調理学校に通うことになりました。

12年ぶりに学生へ戻る。

人生とは不思議なものだ。

ちょうど年男のタイミングで転職をしているから

24歳のタイミングで芸人を目指し

36歳のタイミングで芸人を辞めて

37歳のタイミングで調理師を目指す。

別に狙った覚えもないのだが

結果、自分の人生は龍年の度に新たなるスタートを切る人生になった事は間違いなかった。

しかし、ひとりで学校の願書を提出しにいった。

意外に大変だった。

中高大と両親に甘えて進学の手続きしてたものをひとりでやると改めて大変な事をやってたんだなと実感する。

1番大変だったのは卒業証明書を貰いに言った時。

入学には卒業証明書を必要とするので

おおよそ何十年ぶりに母校の聖学院高校に行かなくてはならないのだ。

母校の聖学院の周辺「駒込」は自分が在籍してた時と全く変わっていた。

駒そばという蕎麦屋は八百屋になっていたし

包丁をむき出しに出していた八百屋は接骨院に変わっていた。

ただ母校は30年以上経っても何も変わっていなかった。

校門の前で若い生活指導らしき先生が生徒を前に立ちはだかっていた。

ウダウダ言ってないで、朝10時なんだから早く入れてやれよと思った。

母校には手続きの際と受け取りの際に立ち寄った。

深夜勤務から不眠状態で駒込に向かうからキツかった。

けど、これで提出したからあとは結果待ちだ。

と思いきや

学校側からまさかの連絡が来る。

「すみません。卒業年が1906年になってますけど。」

私が卒業したのは2006年。

まさかの学校側の印刷ミスで私は危うく明治時代に卒業した扱いになりそうになった。

すぐさま訂正をお願いして学校側に依頼。

そこから何とか書類も通りまして

無事にこの度合格通知が来たことによって

来年4月から晴れて学生になる事になった。

我ながら天晴である。

しかし、久々に合格という言葉を聞いた気がする。

M1の1回戦でさえも合格出来なかった男がこう合格と聞くとどんなハードルが低かろうとも嬉しいものである。

そんな事を今日は思った。

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うすちゃん(面白いnoterに選ばれた人、シュースケ・ヘラクレスオオカブト)
芸事だけで少しでも食べていきたいです。