見出し画像

ネアンデルタール人とサピエンスの運命を分けたものは、オンラインサロンに通ずる

少し前に放映していましたNHKスペシャル人類誕生「最強ライバルとの出会い そして別れ」見ましたか?

私は、録画して見たのですが、面白く、学びもありましたので、今日はその話をしたいと思います。

ネアンデルタール人 x ホモ・サピエンス

我々の祖先サピエンスとは別に、もう一つの人属であるネアンデルタール人がいました。2万年前に絶滅するまでは。

そう、絶滅したのですが、絶滅したのは理由がありました。

いや、むしろ、ホモ・サピエンスが環境にうまく適応というべきでしょうか?

ネアンデルタール人が絶滅したのは、短いスパンでの激しい気候変動によって、食料を確保できなかったためとされています。

違いは、つながりの差、ソーシャルネットワーク

ネアンデルタール人は、この力として、知識も体力もサピエンスを超越していたと考えられるようになっているそうです。

それが今は、我らが祖先、サピエンス一人勝ちになった。

サピエンスが優れていたことがあったのです。

それは、集団で暮らす力です。

サピエンスは、140人〜400人の大集団で暮らしたと言われておりますが、ネアンデルタール人は14人くらいの小集団で暮らしていました。

その差が生まれたのは、なんだと思いますか?

宗教革命が共同体を維持する

意外だったのですが、サピエンスは、原始的な宗教革命を起こし、それがネアンデルタール人との運命を分けました。

宗教というのは、一定集団をまとめるに、重要な役割を果たします。同じ信仰があると、助け合って暮らそうとする、共同体ができるのですね。

でも、なんで大集団だと、環境に適応できるようになるのでしょうか?

この違いは、サピエンス側に大きな良い影響が出てきました。

大きな組織、道具の高度な進化が必要

ネアンデルタール人は、長い間ほとんど、道具を進化させることができなかった。力づくで動物を倒す方法を継続したと言われています。

一方、サピエンスは、大集団の食料を確保しなければいけません。効率的に獲物を仕留めるための方法を次々と開発していきます。

その一つとして槍の開発です。

危険な獲物を遠くから仕留められるようになり、短時間で安全に食料を得ることができました。

ここで、「宗教」→「大集団」→「道具の進化」という、文脈が繋がってきます。

これって、いまの時代のオンラインサロンと似ていませんか?

オンラインサロンとサピエンス

もうインターネット革命/情報革命と言われて久しいですが、インターネットは大きな環境の変化を引き起こし、これまで人間が経験していない速度で、効率化や進化を遂げている最中というのは、多くの人の認識ではないでしょうか?

ソーシャルネットワークSNSのサービスが2010年より少し前から急速に普及し、我々は、薄くなってきていた繋がりを取り戻そうとしてきている。

そんな中、2015年くらいから、一定範囲内で大きな影響力を持つカリスマが現れ始めた。SNSでの影響力が21世紀の資本とまで言われている。

さー、そんなカリスマたちが、クローズドで同じ目的を掲げる人たちを集め、オンラインサロンというものを始めた。

ここでは、メンバーが得意の能力を持ち寄り、新しいサービスを作り出すなど、一種の経済圏が生まれ始め、少しずつ経済の地殻変動を感じることができる。

まさに、彼らは、サピエンスの能力をふんだんに発揮し、「宗教 = カリスマの影響力」→ 「集団:オンラインサロン」を実現しているのではないかと考えている。

おっと、最後の「道具の進化」という観点が抜けている。

これは、抽象的に言えば、「コンテンツ」もしくは「コンテンツ力」ということなのかなとユルク考えているが、まだまだ明確になっていないので、誰か教えて欲しい。

あなたは、現代のサピエンス力があるか

サピエンス力というのは、自分の興味ある集団に入って、活動する力ということだが、下記が大きなポイントだろう。(カリスマは想定していない)

・自分と同じ趣向がある集団を見つけられるか

・その集団の中で、自分の役割を見出し、自分の居場所を見つけられるか

でも、よく考えると、これまでは、企業がこのような役割を果たしていたが、なぜ、オンラインサロンがその役割を取って代わることができるようになってきたのか?

長くなったので、この論考については、また別の機会に記載してみようと思います。

ご意見などは、twitterアカンウト @Y8yHiJlnLBw7IAC までご連絡ください。

それでは!!

いいなと思ったら応援しよう!

s.murai
出張したときの探索費をいただけると助かります笑