ヌュアンス、良い曲が多過ぎる #3
はじめに
お前、まだ喋ることがあるのか。
いやまだまだ物足りない! そんな、第三弾です。
今回のレコメンド曲
毎度の注意点
・筆者に音楽教養はありません
・曲の解釈は自己流なので、心の広い人向け
・Ocha cha cha chinatown
佐藤嘉風(さん)のバンド、NIHONGO DANCE (さん)カバー。
気になるアナタと歩く土曜の夜の中華街。
巧みな言葉遊びとリズム感がクセになる。
キャッチーなダンスはいどみん先生の振付。
9th minialbum 「filer」収録曲。→ 通販
サブスクに無い曲なので、一先ず、テレタヌューズさん達が大暴れしてるダンプラを要チェック!…テレタヌューズって何?
以前はNIHONGO DANCE (さん)の原曲がサブスクで聴けていたのだけれど、いつの間にか聴けなくなったの、心の底から悲しみダンス。
ギリ怒られるか怒られないかのライン
・悲しみダンス
いわゆるMiyuMiyu派の一曲。
MiyuMiyu派は根強いファンが多いイメージ。
「雨粒」とか、「sanzan」とか。
個人的に一番好きなのが、この「悲しみダンス」。
好きだから、と取り上げてる割に、個人的にはすごく難解な曲だと思っていて、「ココが好き!」とハッキリ言語化できないことがもどかしい。
他のMiyuMiyu楽曲と比べると、曲の世界観がダーク、そしてイントロのから既にバックの音がオシャレかつカッコ良さ全面の短調曲。
低音構成のABメロから、いきなり高音で入るサビ。
まぁとにかく聴けばわかる。わかります。
ちなみに私は、「佐藤嘉風原理主義者」かつ「オレノ派」です。
別に誰も聞いてもないし、肩書きが長過ぎるだろ。
・ai-oi
オレノグラフィティ(さん)の話をしたから、オレノ曲から。
現体制でもやってるけど、パフォーマンスに熱が入りすぎていて、ぼやチームのダンスが小火騒ぎどころじゃないの笑ってしまう。
小火どころかめっちゃ燃焼しまくってんじゃん…
元々カッコいい曲ではあるけれど、旧体制の音源には旧体制の音源の良さがあり、現体制のライブでは、前述通り「熱量」が強めになってると思う。
楽曲のキーワードは、曲のタイトルでもある、「あいおい」。
一回目は耳だけで聴いて、二回目は歌詞を見ながら聴いてほしい。
様々な韻の踏み方から、色々な愛の形と表現の仕方があること、そして日本語の深みを感じられる。
ライブで曲終わりのロングトーンがバシッと決まるとめちゃくちゃ気持ち良い。わかちゃんの卒業ライブのレポートで横浜市に相生町があることを知ってWikipediaを見たら、なんか物騒な町だった
最後に手と手繋いでなんて重い想い…
・からくれない
オレノ曲からもう一曲。
からくれない、百人一首で紅葉と一緒に出てくる歌があるから秋の季語かと勘違いしてたけど全然そんなことなかった。だってコ◯ンも映画でそんな雰囲気出してたし…
だからなんとなく秋の曲と決めつけて聴き続けてたけど(メロディーもどことなくもの寂しさを感じさせるし)、序盤で思いっきり春風って言ってるがな。おいおい。(自分へ向けて)
思い込みって怖い。よくない。
一連の誤解釈は、百人一首を鬼のようにやらせた中学時代の先生のせいにしておきます。
ふるさとを離れて都会で生きている人。
生まれながらの土地で生き続けている人。
多種多様な生き方があると思うけれど、「故郷」というものがある全ての人に聴いてほしい楽曲。
横浜が拠点のアイドルが歌う横浜の曲でも、必ずしも横浜だけに通ずる曲じゃないんだなと感じる。広義の「既浜」ってやつ?
大人になれない自分だけを置いていくかのように、2番から曲のテンポが上がるのも、切なさが込み上げてくる。
今も大概いい歳した大人の筈なのに、小さい頃思い描いてた大人とは全く違うな〜、いつになったら大人になれるんだろうな〜、とか、いつも考える。
大人になれる日は、来るのかな。
そして大人になった私は、どこで暮らしているのかな。
・シャララ シャララ
ヌュアンスからのまっすぐな恋の歌、そして「キミ」への応援歌。
ま〜た同じこと言ってるよ!と思われそうだけど、「gachi choco! 」は超名盤という話。
「横浜拠点のアイドルのデビューアルバムか〜、アイドルポップとしては中々良いな…」と油断してた所で、いきなりセツナシンドロームが挟まってくるという抜かり無さ。
そのアルバムの1曲目に収録されてる曲なんだから、良くないわけがないだろ!
gachi choco! の曲は全部明るい曲調(セツナは他4曲と比較すると落ち着き気味)(旧録セツナは新録セツナよりクール寄り)で前向きな歌詞が多く、他のミニアルバムに比べていわゆるアイドル要素が強いというか、まだヌュアンスらしさを確立する前なんだろうなと思う。
この頃は「商店街アイドル」と題したオーディション結果で選出されたばかりのメンバー、かつそのデビューアルバムなんだからそれはそう。
「普通のアイドルオーディション」だったら応募すらしていないメンバーだっていたかもしれないから、運命って面白い。
シャララ シャララも好きな理由としては、先日紹介した「 sunshine 」に近くて、この曲も自分のことを歌ってるんじゃないかと錯覚するくらい、根がネガティブなのでめちゃくちゃ励まされる。
私は「まぁ取り敢えず元気出しなよ!」的な当てのない励まし方をする曲が好きじゃないのだけれど(性格悪いな!)、シャララ シャララの曲中に出てくる女の子は意外と「僕」をよく見ていてくれてるし(「僕」がそれに気付いているかは別として)、私みたいなひねくれ感情さえ跳ね除ける、圧倒的な「光」なんだよな…
きっと誰よりまっすぐ、ちゃんと「僕」を見続けているからこそ、「キミ」への言葉に説得力がある。
「私と一緒ならなんだって楽しくできちゃうはずでしょ」なんて言ってくれるの、どう考えても、自分の世界という覆われた闇から現れた輝かしい光でしかないだろ…
この女の子、元々光属性なのかと思いきや、曲を聴き終わった後にはまた別の感情が生まれてくるはず。
マジで辛いことがあった時に聞くと普通に泣くので注意
おわりに
せっかく日本人として生まれてきたから、日本語の意味を正しく理解して、その美しさをちゃんと汲み取っていけるように、日本語が上手になりたいと思う今日この頃…
告知事項
楽屋ラジオ ヌュ〜ラジ vol.13、更新されました
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