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日進月歩 ~Road to MBA~#79
2021/1/18:シードマネジメント特講1B⑦
月曜日はシードマネジメント特講1Bとなります。先生は変わらず実務家であり、実務と学問を融合させている笠原先生の講義7回目です。M1における月曜日の最後の授業であり、春学期から年間通して受講した先生で、今まで学ぶことがなかったマーケティング理論における基になった講義です。
最終講義は、これまで学んだマーケティングの内容とCCDIVの内容を基にしてケース「零細酒蔵の挑戦」をグループワークで考察しました。60分と短い時間ではありましたが、4名のチーム内でディスカッションをしました結果についてまとめてみます(以下各フレームワークにのって考察しましたが、時間が足りず歯抜けなのでご了承ください)。
■ケース:零細酒蔵の挑戦
【目指す世界観】お酒を見る・選ぶ・飲む楽しさを提供する
<Customers>
ターゲット層をセグメントで分け、それぞれによって提供価値を変える
<Value>
提供価値を変えることで、顧客を育成してネットワークを構築する
<Data>
取得したデータを活用して「資産」にすることで、新しい価値を提供する
<Competitor>
顧客と酒蔵(酒屋・レストラン)を繫ぐプラットフォームとして存在する
最後に、最も講義で印象に残っている内容は、なんといっても「CCDIV(DXで変化する5つの領域)」という概念であった。このフレームワークに乗っ取って、DX推進に向けた取組みを整理できればと思います。
C:Customers(顧客)【顧客ネットワークの活用】
C:Competitor(競合)【プラットフォームの構築】
D:Data(情報)【データの資産への変換】
I:Innovation(革新)【迅速な実験による革新】
V:Value(価値)【価値提案の適応化】
その中でも、別のケース課題では「Data(情報)」に着目して考察をはじめている。今後のBigDataをどう利用し、今後のターゲット顧客(Customers)を考えていくのか、とても重要な要素になってきている。Dataにおける”顧客のライフスタイル”からターゲット顧客を考えていく、その仕組みを考えるためにどうInnovationを起こしていくのか、Webにおいてエンゲージメントを高めていくための設計も含めて検討が可能となります。あとは「学問」として学んだので、実践あるのみです。
※CCDIVはこういったケースの際に、どういったネットワークを活用するのか(Competitor)、コアコンピタンシー(Value)をどうしていくか、業務を円滑に回すためのノウハウをどう継承するかといった内容も含まれており、複合的に要素をカバーできる内容となっていると学んで実感しています。
※著書「DX戦略立案書」を参考
平岩 宗(ひらいわ しゅう)
1986年12月14日生まれ(34歳)/愛知県出身
【サッカー】U-12日本代表候補/愛知県国体選抜(高校)/JFL108試合・天皇杯7試合出場(通算115試合1得点)/関東サッカー/埼玉県サッカー
【ビジネス】株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー/コムテック株式会社/株式会社ミスミグループ本社/独立行政法人日本スポーツ振興センター(西東京市スポーツ推進委員)
【学校】中京大学附属中京高等学校/駒澤大学経済学部/立教大学大学院ビジネスデザイン研究科