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日進月歩 ~Road to MBA~#75

2021/1/13:スタートアップ・ストラテジー2⑥
 水曜日はスタートアップ・ストラテジー2となり、引き続き数ある企業の経営者だけでなく、スポーツ(スキー)においても共通点が多い高柳先生の講義の6回目となります。

 本日は、株式会社ラバブルマーケティンググループの代表取締役社長である林氏をお招きし、講話をいただきました。URLから事前に情報を調べていると、この企業のグループ会社でもある株式会社24-7(トゥエンティフォーセブン)には、昔一緒にサッカーをやった守屋COOがいました。事前に連絡を取って色々と話をしていると、「夢を持たせてくれる社長」であるとお聞きし、敢えて目標を抽象的に設定すること(具体的にしすぎない目標)が、とても重要な要素なのだと感じさせていただきました。講義内で記載した内容以外にも気になった点は多くございましたが、自分で認識したことや調べた内容も付加して知識の落とし込みをしました。


1.抽象度と役割の明確化(Will/Must/Canの関係性)
 役割を明確に分担し、それを相互に関わりを持たせることによって、「共生」や「協働」が出来るチーム文化を生み出していく。林社長の想いや人間性などを感じられる、チームワーク文化という新しい組織文化を形成していく上で、最も重要な整合性であると感じました。経営者(Will)は、長期的な世界観を抽象的に演出し、現場(MustやCan)は短期的な来期の目標などを明確にしていくなど、役割を割り切る覚悟が必要になると認識しています(それを判断するためには、やはり経験も重要)。

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2.新しいプラットフォームの確立
 どこまでの情報を開示していいのか分からなかったので、モデルとしている企業=FOXCONN(台湾)について簡単にお話できればと思います。台湾のFOXCONNは、iPhoneの組み立てでAppleと長年にわたるビジネスパートナーの絆を強固にしてきました。製造業では、工程が「商品企画」⇒「設計・開発」⇒「生産」と大きく分けられますが、FOXCONNは「生産」に特化して、地位を確立できている企業であります(毎年販売されるiPhoneの60~70%を製造)。
 このようにマーケティング業界でも3つの工程である「企画」⇒「媒体(ツール)」⇒「実行(オペレーション)」において、業界の課題となっている”チャネル毎のプロフェッショナルなマーケティングオペレーション人材の不足”に着目し、課題解決から業界の活性化を目指していらっしゃいます。上記に記載させていただいたチームワーク文化を組織文化に組み込んでいるのも、オペレーションはチームで実行していくことで、ナレッジを共有し丁寧な対応ができるという部分でも繋がっているのだと考えています。


3.自信の種類(根拠のある自信と根拠のない自信)
 
コーチングにおける学校を卒業しているという林社長から、「自信」という観点でもお話をいただいた。自信には、2種類が存在している。

Ⅰ:これまでの自分に対する自信(自己肯定感)
Ⅱ:未来の自分に対する自信(エフィカシー:自己効力感)

 アントレプレナーの中では、Ⅱのエフィカシーがとても強い要素にあるということでした。確かに、自分で他を調べてみても、サッカー選手の本田圭佑選手も同様な言葉をお話されていました(種類は「根拠のある自信」と「根拠の無い自信」に分類)。
 また、重要なのはマインドを整理してあげることで、エフィカシーをあげて臨場感を持たせることであるということであった。人間の脳は「現実」と「非現実」の区別がつかないと科学的に実証されている中で、いかに自分でやりたいことを導き出し、一緒に探索することが人と接する中で重要な要素であるとお話いただきました。


4.最後に・・・
 まとめで必要なキーワードである「整合性」という言葉をいただいた。その中でも、「トップと会社の整合性」がとても印象に残っている。サッカーを小学校3年生から始めていて、社会人になってから初めて何度か移籍を考えたことがある。また、仕事でも3回転職活動をしている中で、この整合性に疑問を思ったことからが、始まりだったように思い返すことが出来る。

 会社の文化に沿って生きているか?
 会社のルールをあなたは守れますか?
 あなたはそのビジネスの未来に本当にワクワクしていますか?

 この言葉に対して、今までの自分に対して自身の行動を考えさせられることが多くある。少なからずチームのトップであった時期があり、その時にこの3つを守れていたか・・・少なからず思い切って首を縦に振るのは難しいと感じた。オリンピック後に次の人生を選んでいく中で、リーダーとして今後の社会を生き抜くのか、それとも起業という選択をしてトップとなるのか、どちらにしても大切にしていきたい言葉だと感じ、ご紹介いただいた本をさっそくポチッと購入しました(①WHO YOU ARE、②ストーリーとしての競争戦略)。

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平岩 宗(ひらいわ しゅう)
1986年12月14日生まれ(34歳)/愛知県出身
【サッカー】U-12日本代表候補/愛知県国体選抜(高校)/JFL108試合・天皇杯7試合出場(通算115試合1得点)/関東サッカー/埼玉県サッカー
【ビジネス】株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー/コムテック株式会社/株式会社ミスミグループ本社/独立行政法人日本スポーツ振興センター(西東京市スポーツ推進委員)
【学校】中京大学附属中京高等学校/駒澤大学経済学部/立教大学大学院ビジネスデザイン研究科

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