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最小限クローゼットのスーツ選び
サラリーマンにとって、スーツはユニフォームのようなもの。今回は、最小限の枚数でスマートに着回すためのスーツ選びについてご紹介します。
スーツは何着必要?
皆さんは、何着のスーツを持っていますか?
私が所有しているのは2着のみ。これで1年間を回しています。とはいえ、週に1回ほどジャケパンスタイルの日を設けていますし、6月~9月のクールビズ期間はシャツ+スラックスのスタイルが中心なので、1年中フル稼働しているわけではありません。
職場のドレスコードによりますが、ジャケパンOKな職場なら、2着でも十分です。もしジャケパンNGで、年間をスーツのみで回す必要がある場合は、最低3着は必要でしょう。理由は、スーツは連続着用ができず、1日着たら2日以上休ませるのが理想だからです。(スーツのメンテナンスについては、別の機会にご紹介します。)
また、スーツ選びも慎重に行う必要があります。最小限のクローゼットを目指すなら、厳選したスーツを持つことが重要です。
色・柄の選び方
基本は、濃いネイビー無地とチャコールグレー無地の2着。
もう1着プラスするなら、ネイビーのシャドーストライプかチョークストライプがおすすめです。
なぜこの組み合わせなのか?
・ベーシックな色柄は着回しがしやすい
・派手なスーツは「いつも同じものを着ている」という印象を与えやすい
・スーツは主張しすぎず、「黒子」に徹するのが大事
ここで「黒のスーツはダメなの?」と思うかもしれません。しかし、黒はビジネススーツとしてはNG。
海外では冠婚葬祭用とみなされ、日本でもリクルートスーツの印象が強いため、避けた方が無難です。
スーツの形は?
形は、2つボタン or 段返り3つボタンのスタンダードなデザインが基本です。
そして、3ピース(ベスト付き)を選ぶのがベスト!(ダジャレじゃないよ)
なぜなら、ベストを着る・着ないでコーディネートのバリエーションが倍増するからです。少ない枚数でも、工夫次第で着回しを効かせることができます。
それに上着を脱いだ時に、シャツの上にベストがあるだけで、なんだかちゃんとして見えるのも理由の一つです。
素材の選び方
結論:ウール100%、中肉厚の通年タイプ(フォーシーズンズ)
・リネンやフランネルなど季節感のある生地は着られる時期が限られる
・合成繊維混のものは耐久性があるが、テカリが出やすく安っぽく見える
最小限クローゼットを目指すなら、オールシーズン使えるウール100%がベストです。
既製 vs. オーダー、どちらを選ぶ?
最近は安価なパターンオーダーも増えていますが、基本的には既製スーツをおすすめします。
理由は、同じ価格帯なら既製スーツの方が生地や作りのクオリティが高いから。
ただし、お直しは必須です。
・肩幅は直せないので、自分の体に合ったものを選ぶ
・着丈、袖丈、ウエスト、パンツのシルエットは後から調整可能
既製スーツは、ブランドが考える「完成形」としてバランスが取れた状態で売られています。そのため、初回の補正は最小限に抑え、着ながら微調整していくのが理想です。
狙うべき価格帯は?
既製スーツの価格帯は、ざっくり分けると以下のようになります。
• ロークラス(3万円前後)
スーツカンパニー、スーツセレクト、オリヒカなど(いわゆる2プライス系)
• ミドルクラス(5万円前後)
ユニバーサルランゲージ、グリーンレーベルリラクシング、アーバンリサーチ、マッキントッシュフィロソフィーなど(丸井系)
• ミドルハイクラス(8万円前後)
ビームス、ユナイテッドアローズなど(セレクトショップ系やデパート系)
最小限のスーツで着回すなら、ミドルクラス(5万円前後)がおすすめ!
この価格帯から、生地やシルエットのクオリティが格段に向上します。
ちなみに私はユニバーサルランゲージのスーツを愛用しています。
洋服の青山が母体のため、スーツ作りのノウハウが豊富で、生地の仕入れにもスケールメリットがあるからです。
また、スーツは何年も着るものではありません。
生地の劣化や流行の変化を考慮すると、3~5年での買い替えが理想。
高価すぎるスーツはコスパが悪いため、5万円前後のものを3年ごとに更新するのがベストです。
最小限クローゼットのスーツ選びまとめ
✔ 枚数:ジャケパンOKなら2着、NGなら3着
✔ 色柄:濃ネイビー無地+チャコールグレー無地。もう1着ならネイビーストライプ
✔ 形:2つボタン or 段返り3つボタン。3ピースなら着回し力UP
✔ 素材:ウール100%、中肉厚の通年タイプ
✔ 既製 vs. オーダー:コスパを考えれば既製。ただし、お直し必須
✔ 価格帯:5万円のスーツを3年ごとに買い替えがベスト
以上、最小限クローゼットのスーツ選びについてご紹介しました。
皆さんのスーツ選びの参考になれば幸いです!