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毎月2万円も節約したのに…家計が苦しくなる謎。50代サラリーマンの私が気づいた"新しい節約"とは
ガソリン代を抑えるため、休日は極力車を使わない。
スーパーは特売品を狙い、LED照明に替え、エアコンの設定温度も調整。
妻と二人、必死に節約を重ねた結果、毎月の支出を2万円も削ることができました。
しかし、家計の収支は思うように改善されません。
なぜなのか。
その答えを探る中で、私は新しい節約の方向性に気づきました。
「月2万円の節約なのに、なぜ貯金が増えない?」
昨年末、家計簿を見ながら妻と話し合った時のことです。
収支を細かく分析してみると、物価高と円安という2つの"見えないコスト"が、私たちの節約努力を相殺していたことが分かりました。
具体的に見てみましょう。
物価高による家計への影響
毎月の買い物で実感する値上げの実態:
食費:半年で約1.5万円増
→ 2人分の食材が昨年より1割以上高騰光熱費:月約5000円増
→ 電気代とガス代の基本料金も上昇日用品:月約3000円増
→ シャンプーや洗剤など、気づけば軒並み値上げ
円安の影響
輸入品への依存度が思った以上に高かった:
ガソリン:月約4000円増
→ 休日の運転を控えても相殺輸入食材:月約3000円増
→ コーヒー豆や調味料など
これらの「目に見えない値上げ」が、毎月約2万円の節約効果を帳消しにしていたのです。
しかし、この分析から新しい対策のヒントが見えてきました。
【実践している3つの新しい節約術】
買い方を変える
単なる節約から、賢い買い方への転換:
特売品を冷凍保存
→ 年間2.4万円の削減効果ポイント還元日に集中購入
→ 年間1.8万円相当のポイント獲得まとめ買いで単価を抑える
→ 日用品で年間1.2万円の削減
使い方を見直す
我慢の節約から工夫の節約へ:
電力使用のピークシフト
→ 月6000円の削減に成功往復の買い物を1回に統合
→ ガソリン代月4000円削減不要な定額サービスの見直し
→ 年間3.6万円の固定費削減
守り方を工夫する
預金一辺倒から資産の分散へ:
積立投資の開始
→ インフレに備えた資産形成光熱費の変動に備えた予算枠
→ 予想以上の値上がりに対応特別費用の積立開始
→ 将来の高額出費に備える
【まとめ】
物価高・円安の影響は、しばらく続きそうです。
しかし、諦めるのではなく、新しい視点での対策が必要です。
私の場合、単なる「支出削減」から、「賢い支出管理」への転換で、実質的な家計改善の道筋が見えてきました。
50代になって気づいたのは、節約は目的ではなく手段だということ。
大切なのは、限られた収入で最大の生活の質を実現すること。
物価高や円安という逆風の中でも、賢く対応することで、確実に家計は改善できます。
まずは、自分の家計への影響額を正確に把握することから始めてみませんか。