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数秘術と私の関わり1
私は35年以上、看護師として患者さんの命と向き合ってきました。
非常に厳しい現場で、ほとんど寝ないで働く日もあれば、家に満足に帰れない日もあったり。時に疲れ果て、どうしても命を救うことができなかったという経験に挫けながらも、必死で仕事に走り続けてきた日々でした。上司の不正の責任をとって辞職したこともあったり、転職で苦労したり。そして離婚と転居。いろんなことがありすぎです。
失意のままにいた私の人生が変わったのは、数秘術との出会いがきっかけでした。従姉妹が、「あのさあ、◯◯(私のことです)さあ、数秘って知ってる?。私も最近始めたんだけど、よく当たるの。私は子供に教える仕事ですんごく困った時期があって、体調まで崩したのは知ってるよね。その時から習い始めて、それから子供達どう関わればいいか、だいぶ変わったの」。
ある日、離婚して1人になり転職したての自分に、従姉妹からそう声をかけられた時、正直に言えば、私は心の中でかなり斜めに見ていました。
長年、医療・看護という科学的な世界で生きてきた私にとって、数秘術なんて非科学的でまやかしだと思っていたからです。聞いたこともなかったので「胡散臭さ」も感じました。
「ふーん、そんなのあるの?」
そう言った私に、従姉妹は紙に数字を書き始めました。
そして、私の生年月日から導き出された「ライフパスナンバー11」と「バースデイナンバー11」について説明してくれたのです。
「あなたは直感の人。でも、その直感を信じきれていないでしょう?」
その言葉は、まるで長年閉じていた内面をえぐるようなインパクトがありました。
従姉妹は、私の性格や生き方、内面の葛藤までを言い当てていきました。
それは単なる占いではありませんでした。
歴史に裏打ちされた統計学のような、深い智慧のようなものに私には見えました。
数秘術を学び始めてから、過去の因果関係を知ることになります。世界同時多発テロ9月11日、東日本大震災は私の誕生日の3月11日です。震災の時は被災地域に住んでおり、さまざまな苦労がありました。
これらは講師によれば「起きるべくして起きた日というのです。
私の世界は少しずつ変わり始めました。世界が変わると、自分見える世界も変わって見えてきます。
まず変化したのは、患者さんとの関係です。
以前の私は、すべての患者さんに同じように、平等に接しようとしてきました。しかし、数秘術を通じて人それぞれの持つ個性や特徴を理解するようになると、接し方や言葉かけを、その人に合わせて変えられるようになっていきました。
例えば、論理的な説明を好む方には詳しいデータを示し、
感情に寄り添うことを求める方には、より共感的な言葉かけを心がけるようになりました。
そうすることで、患者さんが自分の状態を受け入れやすくなっていく様子を、何度も目にすることができました。
*内なる声を信じる勇気
しかし、最も大きな変化は私自身の中で起こりました。
ライフパスナンバー11は、強い直感力を持つマスターナンバーだと言われています。
それを知ってから、私は少しずつ自分の中から湧いてくる言葉や判断に耳を傾けるようになっていきました。
単に「勘」ではなく。
超高額なセミナーを受講するかどうか迷った時も、新しい治療法を患者さんに提案するかどうか決断する時も、私は自分の理論に加えて直感を信じるようになりました。
そして、その直感は正しい方向を指し示してくれていたのです。その結果に自分自身が満足を覚えるようになりました。
波乱に満ちた人生を歩んできた私。離婚を経験し、新しい土地で一人暮らしを始めて随分と時間が経ちました。
その頃の私は、まだ自分のために生きるということに納得していませんでした。
看護師として35年以上、私は「人を救うことが使命」だと信じてきました。自分を犠牲にしてでも患者さんのために全力を果たす。家族や子供のために働くことが、私の人生の全てでした。休みを返上しての夜勤、夜中の急な呼び出しにも応じて丸一日以上ぶっ通しで大手術の介助をする日々。休みは子供達のやりたいことをサポートする日々。それが「正しい生き方」だと、疑うことすらありませんでした。
しかし、数秘術との出会いはそんな価値観を徐々に、そして確実に変えてきました。
悩ましいのは自分のマチュリティナンバーが「5」だと知った時でした。この数字は「自由」や「変化」を象徴する数字だと言います。その瞬間、私の中では「戸惑い」が起きました。
「自分の人生を、自分のために生きていいのか、、、」
その気づきは、長年閉ざしていた窓を開けたような、取り返しのつかないものを開けてしまったような感覚さえありました。
確かに、いまだにマチュリティナンバー「5」が示す自由を完全に体現できているとは言えません。時々、長年の価値観で暮らしていることもあります。でも、残りの人生は、この「5」という数字が指し示す道を、もっと意識的して歩んでいきたいと思います。
今では、患者さんとの関係にも、穏やかな距離感を保てるようになりました。相手に振り回されることなく、俯瞰的な視点で関係性を見守れるようになったのです。35年以上の看護師生活と、10年以上の数秘術の学びは、私の中で噛み合い、より深い患者理解と自己理解につながったように思います。
数秘術との出会いは、私に新しい視座と可能性を与えてくれました。
数秘が自分を自由な存在としてくれて、より豊かに生きるための指針となったのです。
今の私は、多くの方にご自身のライフパスナンバーを知っていただきたい。そして他に導き出される多くのナンバーとそれが指し示す意味をリーディングした結果を、ご自身なりに解釈し少しでも豊かな人生を送ってほしい。なぜなら、このナンバーは私たち一人一人が生まれながらに持っている使命や、人生の意義を生まれた時点で示しているのですから。カードをめくる必要もありません。簡単な足し算ができればわかるものになっています。
特に、看護師として積み重ねてきた経験と、数秘術の知見を組み合わせることで、より深い形でお一人お一人のお悩みに寄り添えると考えています。
例えば、体調の変化や治療への不安を抱える方に対して、医療者としての専門的な視点と、数秘術を通じた全人的な理解を組み合わせることで、その方に最も響く形でアドバイスができるのではないかと。
また、人間関係や仕事での悩みを抱える方には、35年以上の臨床経験で培った「人を見る目」と、数秘術による性格特性の理解を活かして、具体的な解決の糸口を見つけるお手伝いができるのではないかと。
数秘が教えてくれた真実。
それは、私たち一人一人が、かけがえのない個性と可能性を持っているということ。
そして、その個性を信じて生きていく勇気を持つことの大切さです。
人生はいつを切り取っても、まだ始まったばかり。遅いという言葉はありません。
むしろ、これまでの全ての経験が、これからの自分につながります。
これからも、数秘術に導かれながら、自分らしい道を歩んでいきたいと思います。
それで、誰かのお役に立てることが、私の願いです。
もしよければリーディング致します。
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