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(2/10~2/16)にっぽんのいろ日めくりカレンダー

日付が変わると即めくるのが楽しみになっています。
お色と風景写真がとてもキレイで癒されます。
現物の発色には及びませんが今週分をまとめてご紹介。


今週も初見の色多しでした。
和色も日本語もほんとに美しいと感じます。
色名から色が予想出来ないものもあります。

今週は緑~黄色にかけた色が多かったように思います。
先週は青~灰色系統が多かったのでその反動か明るく感じた1週間です。

先週の「雲井鼠」「空色鼠」に続いて「相思鼠」が登場。
灰色には鼠が付くの色が多いんでしょうか。
今後も楽しみです。
相思鳥の羽色の灰色の名前です。
青みがかった灰色はとても私好みです。
鳥なのに鼠とはぷち混乱。

「鶯色」は相思鼠に続いての鳥さんです。
ウグイスは羽根を広げるとこのような色なんでしょうか。
多摩湖付近や小平に多い住宅街の中の保存樹林でもウグイスの声はよく聞かれます。
なかなかお姿を拝見出来ないのが残念です。
先週の「白梅色」に続いて「薄紅梅」が登場。
白梅色の黄色がかった白色からうってかわって鮮やかなピンク色です。
よく見かける梅は白か濃赤が多いのでこのピンク色は桃色のイメージです。
「淡水色」と書いて”うすみずいろ”と読ませます。
風流ですね~。
その名の通り絶妙な加減の水色ですね。
添えられた写真の岩に叩きつけられている水色がまさにその色です。
「灰緑」は絶妙なくすみグリーンで素敵なお色です。
このグリーンは季節でいうといつに当たるのかな?
春では無いし、真夏でもなさそう、冬はもうちょっと暗くなりそうだし、秋から冬に掛けてと予想。
まったく見当違いならごめんなさい。
「浅黄」と書いて”あさきき”と読むようです。
”あさぎ”かと思ってましたがこちらは「浅葱」でしょうか。
「刈安草」とは初めて耳にした草名ですが草木染めで出るお色なのでしょうか。
「黄支子色」は”きくちなしいろ”と読みます。
「支子」と書いて”クチナシ”と読むのは初めて知りました。
目に鮮やかな美しい橙色です。
写真の花の色は華やかな橙色です。
いわゆる”梔子(クチナシ)”の花は白色のようですね。
黄支子色と梔子色も違うようです。
クチナシで染められた装束はとても華やかだったのだろうと想像できます。

黄支子(きくちなし)とは、クチナシで染めた赤みがかった濃い黄色のことです。梔子色(くちなしいろ)と同一視されていますが、厳密には違っており、クチナシのみで染めた色を黄支子、クチナシで染めた黄色にベニバナの赤をわずかに重ね染めした色に梔子色が用いられています。

「伝統色のいろは」”黄支子”の項目より

2/10 
 薄紅梅 うすこうばい

あたたかな春を予感させる
淡い紅梅の花の色

2/11 
 淡水色 うすみずいろ

麗しい清流のような
かなり薄く染めた藍染の色

2/12
 灰緑 はいみどり

自然の力を感じさせる緑色に
灰色を加えた穏やかな色

2/13
 鶯色 うぐいすいろ

ホーホケキョと
美しい声で春を告げる
ウグイスの羽色

2/14 
 相思鼠 そうしねず

身を寄せて羽繕いしあう
相思鳥が由来の色名

2/15  
 浅黄 あさきき

刈安草と灰汁で
浅く染めた淡い黄色

2/16
 黄支子色 きくちなしいろ

クチナシで染められた
鮮やかな黄色

今週の並べてみた

同系色で順に並べてみました。
色系詳しく無いのでグラデーションとしては間違ってるかもですがあくまで自分の印象です。
たった7枚でも色の違いがはっきりわかりますね。

今週の私好みは「相思鼠」の絶妙にくすんだ青色、「灰緑」の少し寂しげな青緑色、「淡水色」の儚げな水色、「黄支子色」の可愛らしいのに華やかな黄色です。

⬇詳しくはこちらから。
このカレンダーはほんとにオススメです。
実際の色を感じて欲しいです。

暦生活さんホームページ


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