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戦国時代がいちばん人気の理由を考えたら、人は何がいちばん面白いのかという結論に至った

日本史のいちばん人気は戦国時代。これに異論をさしはさむ人はまずいないだろう。

なぜ戦国時代がいちばんおもしろくて人気があるのか、これも分かり切っている。争っているからだ。好き嫌いは別として、人は誰かと誰かの争いに異常な興味を覚えるものだ。戦国時代はこの争いの要素がいちばん多くて楽しめる。いろんな濃いキャラクターの人物が群雄割拠して、その様相に華があり、スケール感も加わるから、男女年代区別なく多くの人が魅せられている。

ではなぜ「争い」に惹かれるのだろうか。それは、争いの先に「変化」があるから、じゃなかろうか。

「争い」というのはあくまでも不完全な状態。これでよいと思う人はまずいない。だから本人同士はもちろん周囲もその異常な状態を解決すべくアクションを起こして改善を試みる。争うのが人間なら平和を望むのもまた人間だからだ。

動きが起こればさまざまな変化も発生するし、いろいろな副産物が生まれる。愛だったり、友情だったり、憎悪もあれば裏切りもあるなど、どんな化学反応が起こるかわからない。争いを解決しようと知恵を絞って高度な技術が生まれたりするし、斬新なアイデアから生活の利便性を生み出す変化だって起こるかもしれない。そこに付随して生まれるのが人間的なエピソードや物語で、ドラマや感動もついてくるから「おもしろい」となる。

戦国時代だって、最終的には徳川家康が天下人となって争いは終わった。今の平和な世の中だってさんざん戦争をした結果として手に入れることができた。激しく争っていても最終的には矛を収めて決着がつくとわかっているから、今の私たちはその過程をのんびり鑑賞するという楽しみ方ができるのだろう。

結論。人は「争いからの変化」がいちばんおもしろい。











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