場所に関して湧出・漂流する言葉、影(辺野古編)
水源 おぼえていないくらい昔から、私の中で沖縄という場は他のどの地域よりも強い喚起力を持っていた。
幼少期の家族旅行、高校生の修学旅行、それぞれ異なる文脈でかの群島を訪れ、眼差し、対話した。そして昨年(2022年)の9月以降、3回にわたって研究という目的で沖縄を再訪する機会に恵まれ、私の複眼即ち肉眼と光学の眼はさらなるイメージを得ることとなった。
これから記すテクストは群島状のイメージに伴って私の中から湧出した言葉や思想の断片をインターネットという海洋に残そうという試みで