水源 おぼえていないくらい昔から、私の中で沖縄という場は他のどの地域よりも強い喚起力を持っていた。 幼少期の家族旅行、高校生の修学旅行、それぞれ異なる文脈でかの群島を訪れ、眼差し、対話した。そして昨年(2022年)の9月以降、3回にわたって研究という目的で沖縄を再訪する機会に恵まれ、私の複眼即ち肉眼と光学の眼はさらなるイメージを得ることとなった。 これから記すテクストは群島状のイメージに伴って私の中から湧出した言葉や思想の断片をインターネットという海洋に残そうという試みで
下田東急ホテル(夜) 前回の記事ではホテル到着までをまったりと書いていったが、今回はホテルでの夕べから続きを書いていく。 因みに、前回の記事でフィルムを撮り切ったと書いたが、同じKodak ULTRAMAX 400の27枚撮りを伊豆急下田駅前の「ヤングカメラ」さんで購入していたので、ホテルの部屋で装填して探検に出た。 夕食と入浴が済んでフロントに戻ると、エントランスの外がキラキラ輝いていた。 こちらのイルミネーション、よく見るとイスとテーブルも電飾で飾られており、少し懐
前回はKodak ULTRAMAX400の練習編として近場で撮った写真を見ていったが、今回は撮影旅行として静岡県は下田を訪れた時のことを振りかえってみよう。 ※前回の記事で言及し忘れたが、このフィルムに関する記事は今年(2022年)の1月以降の撮影を扱う。 品川駅 出発駅からすでに撮影は始まっており、観光客感を前面に出してシャッターを切っていく。個人的な印象としては、90年代の観光客の気分とでもいえるかもしれない。実際のところ今回使用したカメラ「Nikon ZOOM300
前回はKodakのFunsaverことレンズ付きフィルムを使った時の話を書いたが、今回はその後Nikonのコンパクトカメラを手に入れてフィルム写真を積極的に撮り始めたころのことを書いてみる。 出会い センター長である私は2021年6月に引っ越しをしたが、半年以上開けていない荷物もあった。そのうちの一つからNikon社のコンパクトカメラ、ZOOM300 AFが発見され、写真店で「おすすめ」されていたKodakのULTRAMAX 400 を入れてさっそく近所で何枚か撮ってきた
先日デジタル担当の方がスマートフォン写真について投稿していたが、偶然性でいえばやはりフィルムに軍配が上がる。 思えばフィルムを「記念写真」以外の文脈で使用したのは、2020年の10月が最初であった。 最初に手にしたのはKodak社のKodak Funsaverという、所謂「使い捨てフィルム」と称されるものであった。厳密には「レンズ付きフィルム」と呼ぶのが正しく、商品の内容的にもこちらの呼称が適している印象を受ける。 ヨドバシカメラ吉祥寺店でFUJIFILMの「写ルンです」
isai vlからXperiaに機種変更をして2年ほどたちました。機能の更新が目覚ましいスマートフォンはカメラとしても機能しますが、写真を撮るという目的で「狙って撮る」カメラとは異なり、偶然性の高い写真が多く撮影できるように思われます。(コンデジも「とりあえず」たくさん撮るという意味では近しいのかもしれませんが…) タイトルの写真は電車から夜景を取ろうとしてシャッターボタンを押しているうちに撮られた一枚です。(Xperia) 今年の2月に下田から横浜へ伊豆急行で帰る途中だ
中の人が勝手に「あったらいいな」と思っている架空の写真ギャラリーです。 柴高原という地名は志賀高原の空耳に由来します。柴犬は好きです。 タイトルの写真は中の人が最も気に入っている写真の一つで、2019年にメルボルンを訪れた際に往路の飛行機から撮影した南太平洋の夜明けを捉えたものです。この時はLG社のスマートフォン「isai vl LGV31」を使用しました。 メルボルンは中の人が初めて「自主的」に写真を撮った海外だったので膨大な作品が残っています。その話はまたいずれ。