幼少期の集中力と記憶力は桁違い。だからこそ悪い癖もつきやすいよね【きらきら星変奏曲を弾く。後編】
これの続き。時間が空いてどこまで書いたか忘れたから自分で読み返してきた。
いつでもいろんな曲が弾けるように、楽譜を読みながらピアノを弾けるようになろうということで。
まずは、子どもの頃に覚えた曲を、楽譜を見ながら弾いてみた。やっぱり音符を即座に読めなかったし、鍵盤を見ずに弾くのも難しかった。
最初は全然ダメだったけど、くり返すうちに少しは慣れてきた。くり返すといっても、毎日ピアノに触れるわけではなく、多くて週1ぐらいのペース。
手の感覚だけで鍵盤の場所を当てるのはまだまだできないけど、音符は少しは分かるようになってきた。#や♭のある調は全然ダメだけど…。
年も明けたし、そろそろ子どもの頃に覚えたことのない曲に挑戦してみたいなぁと。
曲はきらきら星変奏曲にした。理由は散歩中に頭に流れてきたから。
この曲を最初に聴いたのは、小さい頃のピアノ発表会。同い年くらいの子が弾いてるのを聴いて、自分の弾いてた曲よりも長くて難しそうだと思ったのを覚えてる。
次に聴いたのはのだめカンタービレ。誰が弾いてたかは忘れたけど…。のだめかな。あ、たぶん単独コンサートのときだ。白いカツラかぶってモーツァルトの格好して、音が真珠みたいに飛んでくやつ。きらきら星変奏曲もモーツァルトだからきっとそうだ。
ピアノを習ってた頃に買った中級向けの楽譜集の中にきらきら星変奏曲も載ってたから、ピアノの習い事を辞めてから、少しだけ弾いてみたことがあった。
それを聴いてた母に「なんかのだめのと音違くない?やっぱりピアノの先生に習ったらいいんじゃない?」って言われたのを覚えてる。
たしかに習った方が上達は早いだろうけど、練習がきらいだったからもう一度習う気はさらさらなかった。
で、頑張って譜読みしてたきらきら星変奏曲も気付いたら弾くのをやめてた。
まあ同じ本の他の曲もそんな感じで弾けるようにならなかったから、単に自分にはレベルが高くて弾けなかったんだと思う。
時間は飛んで現在。
楽譜を見ながら弾いてみてるけどこれは…頭の体操だ…。
右手も左手も自由だ…。右手がメロディーで左手が伴奏、みたいな単純なものじゃない…。
じゃあなんなんだよって言われたら何なのか今はまだ分からないけど。
とにかく右手も左手も音が細かくてややこしい。
まあ楽譜を読む練習としてはちょうどいい。ハ長調?だから黒鍵は少ないし、いろんな変奏があるけど、元は全部きらきら星だから分かりやすいし。
小さい子が発表会で弾くのも分かるかもしれない。1個のかたまり(変奏)は24小節で短いから、1週間に1かたまり譜読みしてけば、子どもの記憶力をもってすれば覚えるのはあっという間だと思う。
たぶん今のわたしでも、右手だけガッと覚えて、左手だけガッと覚えて、その記憶を頼りに両手を合わせて弾いた方が早い気がする。
けど目的はあくまで「楽譜を見ながら弾けるようになる」だから、あえて両手同時に楽譜を読みながら弾いてる。通して弾けるようになる頃には、だいぶ譜読み力もあがってそう。
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