「教える」ためのマインドセットを ~教えられないのは、あなたのせいじゃない~
どうも、しょーちゃんです!
普段、少林寺拳法で指導してる者です。
前回は
「テクニックよりマインドセットの方が
圧倒的に重要である。」と伝えました。
もし、読まれてない方がいらっしゃいましたら、
こちらをご覧ください😊
教えるのができないのは、テクニックが無いからじゃない。|しょーちゃん@指導者 @shoya_stylist10 #note https://note.com/shoya_stylist0/n/n3d03cee56bbe
では、どんなマインドセットを
持ち合わせるべきかについて、
お話ししていこうと思います。
その前に、
教えるとはなんでしょうか?
この問いに答えられる方は
そう多くはないでしょう。
この問いから考えて導き出し、
答えを知ることが本質を理解することに繋がり、
「教える」というマインドセットが
腑に落ちやすくなります。
そのため、
教える意味から、説明をしていきます。
「教える」の意味について
調べたことがありますか?
まず、3つ意味があることをご存知でしょうか?
私自身も調べるまで、
全く知りもしませんでした。
今、知らなくても問題ないです。
これから学んでいけば良いのです。
①知っていることを相手に告げ知らせる。
②知識・学問・技能などを相手に身につけさせるよう導く。
③ものの道理や真実を相手に悟らせて導く。
(goo辞書 教える 意味で検索した結果です。)
ここで大事なのは②と③です。
相手の行動が想定されていて、
相手ありきで導くものだということです。
①ようなものを教えたと勘違いしている方も多いのではないでしょうか?
あなたの身のまわりにこんな人はいませんか?
「これが仕事だから、これやって!」
「マニュアルだから、こうだぞ!」
「」
これは「教える」ではありません。
それは、ただの命令です。
伝えたつもりになり、
相手を無視しています。
相手に告げ知らせているだけでは、
指導の意味がありません。
「教えるとは?」の問いに答えるとするならば、
教えるというのは
相手を導くことです。
シンプルに言えば、「導く」
この観点から全てが始まります。
「導く」という観点があって、
はじめてマインドセットが腑に落ち、
そこから生み出されるテクニックが
輝きを放つのです。
ここからが本題の
「教える」ためのマインドセットです。
教えるためには、3つの重要なマインドがあります。
是非これから
役に立たせてください。
では、3つ提示して具体的に解説していきます。
①完璧に教えるのは不可能だと心得える
②何回も聞いてもいい余裕を見せる
③答えを教えるのではなく、気付かせる
「えっ、たったこんなこと?」
そう思ったかもしれません。
でも、これができないどころか、
知らない人がたくさんいます。
どういうことなのかは、
詳しく解説していこうと思います。
①完璧に教えるのは不可能だと心得える
結論から言います。
完璧に教えるのは無理です。
何故無理なのか。
完璧な人間はこの世にいるのでしょうか?
いえ、存在しません。
ということは、
完璧な指導者もいませんし、教えられる立場の人は
もっと完璧ではないです。
だからこそ、
教えることも完璧にできないのです。
完璧に教えようとすると、
相手をコントロールすることになります。
「何でできないんだ?こうだ!」
「違うと言ってるだろ!」
この教え方は私の失敗談です。
でも、教える人の存在って、
何のためにいるんでしょうか?
相手も、できないことができないままだから、
悩んでるし、教える必要があるのではないでしょうか?
「教えるとは?」の問いが
相手を導くことが答えならば、
できない相手に完璧を押しつけるほど、
無駄なものはないでしょう。
相手から答えを引き出して、導いていく。
そのスタンスを肝に銘じておきましょう。
②何回も聞いていい余裕を見せる
あなたの周りや自分が
こんな言葉を聞いたことありませんか?
「1回で覚えろよ!」
「何度も言わせるな!」
確かに1回聞いて覚えられたら、
楽なものはないでしょう。
しかし、こうは思いませんか?
1回聞いて覚えられるようなことだったら、
教える必要があるのでしょうか?
そもそも、覚えられないから
聞いてくるのではないでしょうか?
「俺がバカだから...」
「記憶力が無いから...」
それをカバーできるのが、
教える人であり、使命なのではないですか?
「何度聞いても大丈夫だよ。」と
自分はあなたの味方であることを何度も伝えます。
しっかりとしたサポートがあって、
初めてチャレンジや質問が生まれます。
あなたが、失敗のクッションになってあげましょう。
何度も刷り込むようにして、
何度も言い聞かせてあげましょう。
③答えを教えるのではなく、気付かせる
答えを与えるというのは教えることではありません。
告げて知らせただけでは、
相手が分かった気になり、
身についたりすることはありません。
教えるのは、
相手が問いに対して、どう答えているかを聞き出し、
どうして間違っているのか、
ズレているのかを説明し、
答えを出させることに意味があります。
これこそが
魚を与えるのではなく、釣り方を教えることだと
言えるでしょう。
間違っているとしても、
相手を否定はしてはいけません。
気持ちや考え方を肯定した上で、
説明に入りましょう。
話して、相手を説得させるのではなく、
対話することを通して、
本人に気付いてもらいましょう。
では、最後にまとめです。
①完璧に教えるのは不可能だと心得える
②何回も聞いてもいい余裕を見せる
③答えを教えるのではなく、気付かせる
教えるというのは、相手を導くこと。
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