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完璧主義を捨ててみる

仕事をするにあたって「完璧な出来」というのは意識すると思います。

また、自分にとって納得のいくまでやり切ると気持ちがいいでしょう。


ですがこの完璧レベルまでやるというのが、仕事、新しいことにチャレンジするときにおいて必要ないんじゃないかと思ってきました。


理由は時間がかかる、そもそも完璧とは限らない、途中で投げ出してしまう可能性がある、からです。


だからあなたには、完璧主義がいいことだ、という考えに疑問を持ってもらいます。


では理由について順に説明していきます。


1. 時間がかかる


当然完璧にやろうとすれば時間がかかります。



イメージの話ですが、請け負った仕事を終わらせる場合、

60%までで大枠、80%で内容の詰め、90%以上でディティールを完成させることになります。



こう見た時に90%以上はほとんど必要ありません。

なぜかというと、ディティールよりも中身が重要だからです。重要ではないところに時間をかけるということは無駄に繋がります。


仮に「0%→60%まで」「60%→80%まで」「80%→100%まで」仕上げるのに同じ時間かかるとします。


すると

いつも80%で仕事を終わらせる人は「6」の時間で3つ完成させられます。

一方で、完璧主義者は「6」の時間で2つの仕事しかできません。



この時点で仕上げた量の差は1です。

これが積み重なると大きな差になることは言うまでもありません。


「とても良い」ではなく「良い」をたくさん作りましょう。

評価は「質」だけでなく「量」も含まれます。




2. そもそも完璧とは限らない


①では、100%に仕上げる前提で話しました。ですが思い違いや意思疎通がうまくいかないことで、相手が求めているものと違うというケースが起こりえます。

すると80%→100%にかけた時間って完全に無駄な努力です。



仕事を依頼してきた人の意図・考えを毎回100%理解するなんて不可能です。
ですから早い段階(60%~80%)でいったん提出すれば、方向性があっているかの確認などができて無駄な時間をなくせます。



自分の完璧はだれかの不完璧でもありますから、そんなにこだわらなくてもいいです。




3. 途中で投げ出す確率が高まる


完璧主義だと途中離脱しやすくなります。これは、新しいことに挑戦するときに陥りがちです。

例えば英語の勉強。「まずは単語を完璧に覚えよう。そしたら次は文章を読んで、読めるようになったら話す練習だ」と考えます。


でも単語なんて全部で約30000語(「ネイティブ 語彙数」)ですから、とても覚えれたものではありません。単語を覚えるという段階でやめだしていまいたくなることでしょう。

それにセンター試験なら約1500単語、日常会話なら約3000語で大体はカバーできてしまいます。


だから最初から完璧などというのはそもそもいらないです。
英語の勉強でいうと、単語をパラパラ見てある程度文章を読む練習をしたら、とりあえず話してみればいいのです。1つ1つを完璧にせずともじょじょに覚えていきますから。


「これくらいでオッケー!」という軽い気持ちでどんどん進んでいきましょう。




まとめ


完璧主義は力を使いすぎるし、途中離脱のリスクが高すぎます。



80%の出来具合で提出する、ある程度できたなら進んでみる、

そうした軽い気持ちでどんどん数をこなしていきましょう。



「新しいことにチャレンジしている」人へ、

行動の積み重ねの先に成功が待っています。

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