yoshinobu takaki.

長崎出身、福岡在住。 趣味から始まった写真撮影をかれこれ 20年程続ける日々です。

yoshinobu takaki.

長崎出身、福岡在住。 趣味から始まった写真撮影をかれこれ 20年程続ける日々です。

最近の記事

今度は今度、今は今。

今年のカンヌ国際映画祭で役所広司さんが 男優賞を受賞した【PERFECT DAYS】 オール日本ロケ、日本のキャストさん達の 素敵なアンサンブルの映画にも関わらず、 この日本で公開が決まらずヤキモキしていた中 ようやく日本上映となり鑑賞。 ヴェンダース監督作品は 『アメリカ・家族のいる風景』以来の 映画館鑑賞でした。 物語は主人公のトイレ清掃員 平山さんの繰り返しのような日常をひたすらに 描く作品ですが、同じような毎日にも 変化があり、その日々を生きてゆく事が まさにPER

    • 1224

      あ、今日クリスマスイヴなんだ。 という事に仕事中に気づいて あまりにも日常の仕事の中にどっぷりと浸かりすぎている状態に 辟易しつつ、まぁせっかくだからちょっと撮りに行こうかと 仕事後に街の中心部へ。 しかし生憎の雨と寒さ。おまけに人の多さに 本当に参ってしまった。 でも頑張って傘とコンデジを使って撮影。 使用しているのは2012年製のコンデジ。 10月にオークションで入手できた。 入手したモデルの先々代を使い倒していた。 そのコンデジのシリーズの最終モデル。 まさかの新品同

      • live(生)の魔法

        12/5の事。マリンメッセ福岡で 永ちゃんの2023年ライヴに参戦。昨年に続いて 実家から兄貴も共に参戦した。 今年で永ちゃんのライヴに参戦し始めて ちょうど30年目、一人のアーティストのライヴに 30年も行き続けていられる事、そして 現役である永ちゃんに本当に感謝したい。 今回は参戦が非常に危うかった。11月から 体調不良が延々と続いて、38度近い熱がずっと 続いているような毎日で辛かった。12/3には 体調に危機を感じて ライヴ前日に近所の病院で診てもらったところ 腎臓の

        • 記録、2011年3月10日。

          日本が変わった3.11から10年が経った。 今は日本だけではなく、世界が大変している最中では あるけれど。 この写真を撮ったのは2011年3月10日。福岡のある海岸。 この日は本当に温かい、穏やかな気温と風が 心地よい中で、友人の車で移動した先で何気に 撮影した一枚だった。 本当に偶然だったが、車の中で阪神大震災の話が出た。 その翌日、日本が変わってしまう事になるとは 夢にも思わなかった。 凶暴な牙を剥く海の姿、様々な存在が吞み込まれ、破壊されてゆく 様をテレビ越しに呆然と

          50年前の瞳、捉える今。

          穏やかな晴れの休日、狭い自宅で過ごすのが苦痛になった。 広い景色を、陽の光と風を味わいたくなって 電車を使ってお気に入りの場所へ向かった。 今回は50年前製のレンズ一体型カメラと、それなりに 安価で手に入るフィルムを相棒に。 今回の相棒カメラはピントは自分で合わせる必要があるが それ以外はカメラ任せになる機種。一眼レフとは違って 気軽に撮れる。今回使用したフィルムは初めての経験。 一枚一枚、撮る大事さを噛み締めつつも楽しくスナップした。 普段なら気にも留めないような存在や

          50年前の瞳、捉える今。

          14年越しの記録。

          自宅の棚から、偶然フィルムを発見した。なぜ手元にあるのかは 見当も付かないが、ISO100のネガフィルム。 確認すると、有効期限は2007年2月だった。 14年手つかずのフィルム。これは面白い。挑戦しようと 思った。 昨年末、約20年前に生まれて初めて購入したフィルムの 一眼レフの同モデルをオークションで再び手に入れた。 購入後にテストで使ったきり、撮影をしていなかった。 いい機会が訪れた。 フィルムは生もの。当然劣化している事は分かっていた。 撮影は賭けになる。ちゃんと像

          14年越しの記録。

          祝!"Bedtime Story"MVがHD化!

          マドンナが1994年に出したアルバム『Bedtime Stories』の一曲。 MVを初めて観たのは大学生の頃、MTVで。 幸い実家ではケーブルTVを導入してくれていたおかげで 毎日MTVを観まくっていた。 そんな中で遭遇したMV。 大衝撃だった。曲を作ったのはビョークというのも 凄い事だけど。 監督はマーク・ロマネク。 完璧主義な上に高予算のMVを創るから アーティスト側が依頼をするのも大変な苦労が あるとか。同時期、同じく大衝撃をうけたのが NINの"Closer"のM

          祝!"Bedtime Story"MVがHD化!

          休日

          休日、目的や場所も何も決めず、そして考えず とりあえず外出。頭を空っぽにして 思うまま、歩いて撮影。 見つけた瞬間、足が止まってしまった。 やはりこの人がもういないなんて、実感がない。 でも、寂しい。 やはり、まだまだ自分の調子は上がってないかな・・・・ でも、撮るのは楽しい。 気の向くまま撮って行こう。 日常、素晴らしい。 何気なくても、大事なものだ。 オールドレンズでピントを手動で合わせて 一枚一枚、ゆっくり撮る。 いい時間。

          『陽』

          先日、実家の家族が約3か月振りに退院した。 入院してからというもの、常にどんな時も その事が心に引っかかっていて、心が 晴れない日々が続いていた。 退院の知らせを聞き、本当は直ぐにでも実家に帰って 直接顔を見たい、それが正直な気持ちだったが 今はそんな事が気軽にできない世の中。 リモートでスマホ越しの画面ながら 家族の顔を見て、話ができた。 素直に嬉しかった。何よりも家族の笑顔が見られた。 笑い話ができた。素晴らしいひと時になった。 最近は写真を撮る気も

          sounds of silence.

          世の中の煩わしい情報も街の音も要らない。 独りで良い。 オールドレンズでじっくり時間と空間に向かい合って ただ黙って撮る。 それで良い。 煩わしい言葉も要らない。 晴れの日、雨の日、いろんな日。 静音の記録達。

          sounds of silence.

          home.

          数か月ぶりに、故郷へ日帰り。 時間が出来れば帰るようにしているし 帰りたかったが、現在の状況がそれを 許してはくれなかった。 でも、ようやく帰ってもよいだろうと思い 帰郷した。 数年前に大病を患った母親の事もある。 実家の稼業もこの数か月で大きな痛手を負った。 でも、家族の顔を見られて話ができて 安心した。 息苦しい日々が続いていた事もあり、故郷の空気は 優しく、どこか時間がゆっくりしているようにも思って ずっとどこかで続いていた緊張が少し和んだ気がした。 時間が出来た

          6月の音。

          ちょっと酷い勢いにもなる梅雨の雨の中 オールドレンズと共に街へ。 特にこれを撮ると決める事もなく 雨の音を聴きながら。 雨に濡れた姿が、無言の存在でも 何かを語ってくれているように感じる事がある。 足元の何気ない存在でも。 そして、水無月の顔と言ってもよい存在も 雨と相まって何かを語ってくれているように思った。 さすがに雨の中では出会えないか・・・・と思っていたら 最後に街の住人を撮る事ができた。 カッコつける必要もない。 雨の日のドラマは好きだ。何気なくても良い。

          一期一会。

          写真を撮るという事は、どんな空間、瞬間、存在・・・・ どれも含めて一期一会の出逢いと別れだと思います。 それが大きな事であれ、小さな事であれ、 いついかなる時でも写真を撮るという事は一期一会の 物語だと思います。 数年前に大病を患い、一応回復した母親の様子を見る為 近年は時間ができる度に実家へ様子を見に 帰っていますが、昨年3月の事。実家の田舎の市場で 長い事お世話になった八百屋さんが閉店する事となりました。 市場自体がこの近年でほぼシャッター市場と化しており寂しい 限り

          雨ノ日ノススメ。

          まもなく住んでいる福岡も梅雨入りとなりそうで 雨ばかりの日々に気が滅入る・・・・という気分が ありますが、写真を撮りだして決定的に変わったところが あります。雨の日だからこそ写真を撮る楽しさに気づいて 考え方が本当に変わりました。 撮影をする場合、雨なら 『機材が濡れたら壊れるじゃないか!いかん!』という 考えが多いかもしれないですね。もちろん大量にずぶ濡れとなれば 困りものですが、片手に傘、片手に小さいカメラであれば 案外撮れます。無論、機材が濡れるのは自己責任になります

          雨ノ日ノススメ。

          (約)10年ぶりの邂逅。

          今年の2月下旬、日本全体が麻痺状態になる直前でしたが、 俳優『儒河』さんの撮影をしました。 出逢いは約10年前、あるファッションショーの撮影に 赴いた先で出演者の一人でその場にいたのが儒河さんでした。 その時は『あ、どうも』くらいの挨拶だけでした。 そこから約10年経って、改めて初対面と言ってもいい 撮影を行う事ができました。 待ち合わせの際、「イメージと違う方で、ビックリしました」と 言われました。自分は撮っている写真のイメージで 怖い、厳しいというイメージがあったようで、

          (約)10年ぶりの邂逅。

          何気なくても、撮り続ける。楽しむ。

          はじめまして。知り合いの方からこちらを教えて 頂き、今回初めてみる事にしました。 今までもSNSでいろいろと写真のアップをしてみたりも して来ました。でも文章と合わせて、という事は あまりやった事はありません。せっかくの機会なので 写真と時には思った事なども少しは綴ってみようと 思います。 この数か月、世の中が騒がしくなった事、外出する事や 気軽に撮る事すらどこかで気が引けるような 日々が続き、いろいろと疲れを溜めてしまう、そんな 悪循環が続いていました。 それではいろんな感

          何気なくても、撮り続ける。楽しむ。