配分するって難しい 支援物資の話
おはようございます、こんにちは、こんばんは。私はipadAir4を持っているのですが、ipadmini6がとても魅力的なので、下取りシステムを使い、ipad mini6 256GBを手に入れようと注文したら12月11日頃になるらしく、しばらくはipadAir4を使っていくことになりそうです。電車の中でもipadmini6を使っている人を見かけるようになったので、世の中に浸透してきたなと思った今日の帰り際でした。
iPadやiPad mini 6の話でこのnoteを開いてくれた方、すみません。↓ここからは全く関係ない投稿になりますので、閉じるか、よろしければ続きをどうぞ✋
さて、医療界の片隅、小さな病院で病院の事務をしている私なのですが、片隅から見えてきたことを書いていこうと思います。コロナ禍で病院や医療従事者がさまざまな支援がされたことは、皆様ご存じかと思います。補助金や支援物資。マスクやガウンだけでなく、こんなものまでと驚くこともありました。ご支援いただいた企業の関係者の方、本当にありがとうございました。これを励みに一層頑張っていこうと思います。いただいたものを最大限生かし、日々の医療活動に役立てたいと思います。コロナの新規感染者が一時期に比べて、かなり落ち着いてきたことは周知の事実だと思います。それに連動し支援をいただく話も減ってきました。
受け取る側として、問題だと思ったこともありました。内部での出来事をバレない程度に書くと、例えば従業員500人の病院に500本のペットボトル飲料をいただいたところで、行き渡ると思いがちですが、これがなかなか上手くいかない。お恥ずかしい話、実際何人働いているかざっくりとしかわからなかったのです。非常勤、いわゆるパートやアルバイトの方の存在でした。タイムカードで働き方が把握できる医師、看護師は良いのですが、医師にもいろんな動き方をしている先生もおりますし、看護師さんたちは交代制で夜勤で働いている方もいます。各職場の責任者に聞けば済む話ですが、なかなかそうもいかない。また、病院の施設や清掃を担当している委託している会社、法人は違う薬局、同法人の近隣の診療所のスタッフ。継続雇用の方。どう配分していくか非常に迷ったので、送られてきた物資を500人一人一人に分けられるものは人数にわけて、分ける数だけないものは部署の数でわけていきました。これを通常業務の合間にやった自分を褒めてあげたいです。笑
コロナ禍を乗り越えて(次の波がくるかもですが)、皆さん頑張ったけれどボーナスや手当にも反映されることもあまりなかったもので、せめてもの思いとしてやった企画でしたが、聞こえてくる声は心にくる辛辣なものもありました。いただいた会社の皆さんへご迷惑がかかるといけないので、紹介しませんが皆んな、好き勝手言うよなぁと感じたものです。
しかし、あれ、これって何かに似てると感じまして、考えてみたら生活保護などをはじめとするその他の制度を受けている方からもっとお金をくれよ、もっといい部屋を、もっと良い食事を、と声があったときに思う、あの感じ。違和感に似てる。と思ったわけです。いやいや、働いていると働いていない、頑張っているいないは違うという考えもありますが、これって誰にも評価は出来ないんじゃないかと思いました。なので制度を広げて、さらに良い制度にしていく権利を主張するのは本当に大事なことです。
自家用車を所有していると生活保護は受けられないと聞きます。(違っていたらすみません。)もし、生活保護を受給されている方が田舎は車がないと生きていけない!これも権利だ!と、ランボルギーニを希望していたらどうでしょう。さすがに却下されてしまうかもしれませんが、ではスズキの軽自動車ワゴンRではどうでしょう。まだ気分的に許されないかもしれない。ワゴンRが手頃なんて、と言う人もいるかもしれません。(我が家はワゴンRに乗っています。本当に良い車です。ちなみに生活保護を受給されている方が自家用車を所有出来ないのは資産とみなされてしまうこと、維持費の問題、交通事故の時の賠償能力の観点からだそうです。)
人間らしい生活をということで、映画や芸術作品、舞台を観に行く機会、テレビゲーム、ボードゲーム、(例えはなんだっていいんですが、私がいつもやっている好きなことを挙げてます)を主張したら流石に、批判されてしまうかもしれません。制度は一つで決まってしまっていますが、人の生き方、趣味嗜好はそれぞれです。それに合わせる手間と財源はどうすんの?皆んなが働かなくなったら、経済が停滞し国が成長しなくなるという見方もあるかもしれません。
難しいことは置いておいて。
今回、感じたことは配分の難しさ、権利を主張していくことの重要性、何を得ても言う人は言うということでした。とても貴重な経験をしました。医療は医師と患者さん、医療者と患者さん、医療を施す側と施される側の立場の関係性は、その技術性、安全性、制度、その他の理由から関係性自体あんまり変わらないのかもしれません。変わらないかもしれませんが、そういうものと立ち止まることなく、考え行動する人でありたいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また、よろしくお願いします。