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YELLOW YELLOW HAPPY / ポケットビスケッツ

紅白歌合戦を見ていて気になった(思い出した)楽曲。思いがけず心に残ったので分析してみた。 楽曲構成は イントロ、サビ、A、B、サビ、A、B、サビ、間奏、落ちサビ、サビ(転調なし)、アウトロ 改めて聴いて驚いたが、イントロはサビの全音下のキーが採用されている。 イントロ : D ·/· E F♯m  D E Fdim F♯m サビ : E F♯ D♯m G♯m  E F♯ D♯ G♯m イントロ終わりにF♯が来てそれ以降のキー(B)に対してのドミナント→偽終始と言う形で転調

    • 2020年代J-POPの現状に対する考察

      J-POPのヒットチャートがつまらない(完全主観)ので、なぜつまらないのかを考察し、何の出典も根拠もないままに論ずるものである。 ・使用される和声、進行が原因か? まず初めに、つまらなさの原因として和声、進行の流行の変化にあると考えた。味わいのある和声の使用が減り、進行が単純化しているのでは?という仮説だ。 しかし、結論から言うとこの仮説は有力ではない。 和声の複雑さにおいては特に時代による変化は乏しく、また単純な和声を使っているからと言って味わいがないわけでもない。 進

      • プリン賛歌について

        渋谷系の残党ことTWEEDEESを聴き漁っていた時のこと、突如として聞き覚えのあるフレーズが飛び込んできた。 おじゃる丸のエンディング? 2017年発表のアルバム『à la mode』に収録されていたのは『プリン賛歌 〜20th à la mode edition』。 調べるとアニメおじゃる丸20周年を記念しての新バージョンとのこと。 本アレンジはTWEEDEESらしい細やかなリズムに爽やかなサウンド、輝くチャイム... 原曲を見事に消化して自分達のものにできている..