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ホラーゲーム「SIREN」(サイレン)の羽生蛇村のモデルになった埼玉県の「岳集落」(嶽集落)現地リポート編

番組をお聞きの方もそうでない方もこんにちは。
ポッドキャスト番組『昭和オカルト奇譚』のマサです。
秋の連休、いかがお過ごしでしょうか。初日である本日、以前#55の通常回で話題にもした、羽生蛇村のモデルになった「岳集落」へ行ってきました。

※後日、番組テーマにすると思うので詳細はその時にお届けします。

目印は「練馬区立秩父青少年キャンプ場」

この看板を最初に見のがした

1972年、秩父さくら湖と浦山ダムの着工に伴い、周辺2つの集落がダムの底に沈み、住居移転を余儀なくされ、村の人口が激減。結果、ゴーストヴィレッジになってしまった岳集落(嶽集落)。

集落入り口

ゾゾゾさんなどをはじめとする、あらゆるオカルト系Youtuberやティックトッカーが深夜に肝試し配信などで訪れている、リアル羽生蛇村として有名だ。本日はたまたま関越が大渋滞で、花園I.C.で降りてしまったタイミングで、なんとなく番組で以前テーマにしたのを思い出して、現地に行ってみようと思いたった。先日、ヤスくんとのロケ回で実は2案出ていて、樹海かここにする予定だったので、少し行き方は調べていた。

結果からいうと、マップにある「十二社神社」(まだ現役)を目指すのが正しい。ここが「岳集落」の終点ポイントになる。基本的に「練馬区立秩父青少年キャンプ場」の看板を見逃さなければ間違えることはないが、「熊出没注意」の看板に気を取られてしまうと、高確率で道を誤ることになる。というか実際誤った。鉄塔が見えてきたらその道は間違いなので引き返してほしい。変電設備っぽい広場の脇道を上に行く道が正解だ。

まぁこれは気を取られてしまうわけで

便宜上、僕は現役の練馬区民なので、要予約制ではあるが練馬区のキャンプ場を使える立場にもあるので、(勝手に)大義名分を得たキモチで山道に入る。ちなみに、車ではこの熊の看板あたりまでは来れそうだが、事前にGoogleマップの口コミで見た情報では、ふもとの秩父さくら湖の展望駐車場に駐車したほうがよいとあったので、そこから歩いてしまった。なので、所要時間としては、さくら湖からはおおよそ40分強を見たほうがよい。

「岳集落」の廃墟・廃村感が入り口からすごい

真っ二つに折れた電柱

前述のキャンプ場に着くまでに、既に廃墟や折れ曲がった電柱が出迎えてくれる。というか、雰囲気はもうこの時点から、プレイヤーならわかるが、完全に「SIREN」の羽生蛇村だ。家屋の中に屍人がいないだろうか、なんてつい考えてしまう。

この日は、僕のほかにもYoutuberらしき若者二人も潜入調査をしていたので、視界ジャックをおもむろに試みたがもまぁやはりできなかった。残念。

たぶん盛り上がるのは8月3日の「異界入り」

Youtuberの二人は、どのジャンルで訪れたのか遠まわしに確認してみたが、「SIREN」ではなさそうだった。話した感じではゾゾゾ経由。ゲームファンならおそらく、8月3日の異界入りの日に訪れるだろう。その日はこの廃村もきっと聖地巡礼者でにわかに活気づくのではないだろうか。でもまぁ賑やかさは逆に邪魔になる気もする。この静寂が良いので…

過去に1つ盗まれた六地蔵

岳集落では、入り口で六地蔵が出迎えてくれるが、過去に1つ盗まれたという事件がある。誰が貼ったのか不明という不気味な祟りを仄めかす張り紙などもあったそうだが、現在は6つになっていた。ただ、返還されたわけではなさそうだ。そして、このへんまでくればもうその属性持ちの人なら、脳汁ドバドバだと思われる。

「岳集落」の現在のようす

ちなみに岳集落では、この記事のアタマに埋め込んだSpotifyでも話しているが、過去に東京からきて焼身自〇を試みたとんでもない男性のせいで、周辺の建物も焼け焦げてしまっている。男性は一命を取りとめているので、心霊スポットとして検索される集落だが、確認できる範囲ではヒトシニは出ていないと思われる。

これもその不審火の跡

その事件の前の写真を撮影して掲載しているサイトなどを見る限り、蔵なども存在していたようで、不審火前後でだいぶ風景が変わってしまっているようだ。

大正時代、昭和初期の遺物が…

アイキャッチにもした「MARUKIN BICYCLE」(マルキン自転車)は、現存している。90年目を迎える老舗の自転車メーカーらしいので、かなり初期のタイプではなかろうか。大正時代や戦争中の手紙や当時の生活雑貨などもこの周辺の民家に普通に放置されている。

「ゾゾゾ」さん検証

神隠しに遭遇した謎の回。突然消えた落合さん、履歴の残らない謎のスマホ着信。あらためて視聴するとかなり怖い。実際集落をすべて見たところでは、そもそも集落中心部が広くないのだ。なので、動画内で落合さんが消えたタイミングであれだけの音量で呼びかけていれば普通は聞こえる。なんなら、お地蔵さんのポイントから最奥の神社まで50mもないので、叫べば聴こえるレベル。

なので、深夜であろうが動画のタイミングなら、そもそもはぐれることがありえないと思われる。

最奥にある十二社神社

動画では駐車場に戻っている。10~15分歩く、と最初にいっているので、熊出没注意看板のあたりだ。実はここまでは一本道。はぐれたとして前を行くメンバーに気づかないこともなかなかありえない。
オカルトファンとしては、神隠し的な意味で不思議なリアリティショーだと思う一方で、お地蔵ポイントで待機しているメンバーがいるのなら、そこを通らずに帰れないことはわかるはずなので、駐車場に戻る意味があまりないのでは…とちょっと思った。

時の流れに取り残されてしまった廃村、岳集落の簡易レポートでした。
現地リポートは、少しだけ収録してきたので、後日、他のテーマなどにあわせてまたPodcastとして配信できればと思う。

おまけ:「羽生蛇村からの帰り道」スペース配信

帰り道が寂しかったので突発でスペース配信をおこなった。1か月ぐらいしかアーカイブが残らないので、もしよかったらぜひどうぞ。

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