『普通じゃないからできない、をなくすために』
私は今回の寄付の授業で、寄付にはどのような団体があるのか、また寄付で何ができるのかを学ぶことができました。
寄付には様々な団体があり動物の殺処分をなくそうとする団体や、ジェンダーについての問題をなくそうとする団体、きれいな水を飲めるようにする為の団体など、たくさんの団体があることを知りました。
その中には、私たちが生きている中で想像もつかないような経験をしている人たちが、自分たちと同じような人がまた生まれないようにと私たちにその事実を教えてくれました。
私はその事実を知り、このようなことが今この地球で起こっているのかと驚くとともに、寄付を通してそのような人たちを少しでも支援したいと思いました。
それでも、少し前までは寄付についてあまり良い印象を持っていませんでした。
寄付は私の中で疑わしく実感のないものだったからです。
私の祖父は被災地支援をしていましたが家族全員で寄付のようなものをした事はなく、小学校でも寄付について触れた事はなかったので意識したことすらなかったのです。ですから今回の授業は私にとって、とても良い経験を得ることができました。
また、「寄付は大金でなくてはいけない」というイメージがありましたが大金である必要はなく、物なども寄付することができるという事も知りました。
私が寄付しようとしているのは交通遺児育英会というもので、交通事故で後遺障害のある人の中で経済的な理由で修学が困難な方に学資を貸与する、というものです。実は私の知人に足をなくしたが今はパラリンピックの候補選手として練習に励む日々を送っている人がいます。きっと彼も足をなくしたばかりの時は大変なことがたくさんあったと思います。今まで自分が過ごしてきた「当たり前」が当たり前ではなくなる事はとても辛く苦しかったと思います。
だから私はこの団体を見つけたとき、「私が寄付したかったのはこの団体だ!」と思いました。交通事故で、「親が亡くなってしまったから」「後遺症が残ってしまったから」学校に行きたくても行けないという事をこの寄付でなくしたいと思いました。
最後に交通遺児育英会の皆様へ、
環境や歳は違えど同じ学生として、たくさん勉強して、たくさん友達を作って、時には泣き、時には笑い、学校でたくさんの良い思い出を作っていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?