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会社員がビジネスを学ぶ意味:仕事選びとより良い社会のために

以前の記事でAdoさんの人気と、ビジネスにおけるファンづくりの大切さを並べてみました。

最後に会社員がビジネスを考える意味を少し書き加えたのですが、それをテーマにもう少し深掘りしてみたいと思います。シンプルに、一介の会社員がビジネスを考えることにどれだけの意味があるのか?


私がビジネスを考えるようになった経緯

まず、私がそういったことを考えるようになった経緯から。普段の仕事で、ビジネスの構築などに携わる立場にありません。普段はハードウェアを中心とするエンジニアとして開発などを業務としています。

業界は違えど、前職も同様です。一方で、読書を中心とした独学がある程度習慣づいていた事もあり、好奇心の結果として色々とビジネスを学ぶ機会を得ていました。

それが転じて前職の将来性に疑問を持つきっかけになり、転職に踏み切る要因になったと言えます。転職先を選ぶ際にも、そういったビジネスの前提知識が大いに役立ちました。結果的に私の転職は自分でも納得できるものになったと今でも思っています。

学ぶことで得られるもの

何が言いたいか。つまり、ビジネスの知識を持つことは、自分の勤めている企業を評価し、新たな仕事先を選ぶこと、言ってみればキャリア形成の一つの指針となる、ということです。

企業を評価する軸は一つではありません。収益性はあるか、将来性はあるか、ビジョンに共感できるか、世のためになるか、働きやすさはどうか。そしてそれぞれの軸について、正しく評価するためにはそれなりの知識も必要です。自分の興味が持てる評価軸を探してみるのもいいことだと思います。

自分の勤めている企業を自分なりに高く評価できるということは、とても大事です。仕事をする上で安心感を得られ、結果的に会社で頑張りやすくなります。逆にそこが不安定だとどうしても馬力が出ず、働く上で枷になってしまうように思います。

多くの会社員がビジネスを学べば

日本の会社員は、労働人口の6割以上を占めているそうで、私もそのうちの一人です。単純に雇用されている人間という意味ではもっと多くなるでしょう。その中の多くの人が、普段の業務でビジネスのことを考える必要などないように思います。そもそも日々の生活が忙しくてそんな暇もない、という方もいるでしょう。

日本は今、残念ながら色々なところに綻びが生じている国になりつつあると感じている人が多いのではないでしょうか。様々な要因が絡み合っており断定はできませんが、世界で戦えるビジネスが少なくなってしまったことはその一つではないか、と常々思っています。

だからこそ、より多くの人が自分なりの基準で良い企業を選ぶことは、巡り巡って良いビジネスが日本で育ち、日本という国を豊かな社会にする助けとなるのでは、と考えています。

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