サラリーマンの脳内トレーニング―序章
ワタシのエンジニアとしての37年余り振り返ると、泥臭い地道な仕事の連続でした。
マツダは日本のちっぽけな地方の会社で、ロータリーというシンボリックなユニークな技術を持つ会社です。ワタシは衝突安全性の開発をするエンジニアとして、車両・車体の実験研究を担当していました。
1980年代の実験研究はきらびやかさはなく、ただただコツコツと実験しデータを分析し、設計図へ仕様を反映した。小さくバットを振ることを心がけていました。
開発の納期に追われて会社に泊まり込むこともしばしばありました