【最終回】多様なリストを使って GTD に取り組む、GTD 初級卒業の前提とは
こんにちは、show_ando です。
最終回です。
この連載を続けながら、数年前に自分がたどった軌跡を思い出しながら整理してきました。
とくに前回(第9回)の記事を書いたあとに、この連載の前提に気づけました。
連載のターゲットは「GTD 初級の卒業」が前提
今までの連載で、GTD 上級(人生全体への適用)への取り組みを最短で始めるには、どうするとよいか?について、GTD 初級(GTD ワークフロー管理手法の基本の採用)とのギャップやその構築フェーズで伝えたいことを紹介しました。
後半からは「多様なリスト」を切り口に記事を書いてきました。
ただよくよく考えてみると、初級と上級との間のギャップは、壁あるいは崖と呼ぶような開きがあることに気づきました。いいかえると
多くの記事は「初級以前」と「手段の紹介」がターゲット
毎日、note アプリからこのサイトと同じカテゴリーのおすすめ記事が配信されるのですが、その記事はすべて「初級以前」です。
もう一つの特徴は手段の紹介記事であることです。
「この手段を使ってみよう」「体験してみよう」という記事ばかりです。
「目的を決め、必要な手段を選定し、その使いこなしを紹介する」このサイトのスタイルとは真逆です。
「初級以後」のギャップの伝え方
ほぼ毎日配信される「初級以前」の記事に違和感を覚えながら、前回の第9回のあと「GTD 上級」に肉薄できたポイントとは何か?を振り返り続けてきました。
ターゲットの明示
GTD や タスク管理の初級を卒業した方がこのサイトのターゲットだったことが(今になって)わかりました。
初級以後の条件
このサイトでの初級の卒業条件は「一日の可処分時間の最大化」の継続です。
通常は、それで十分です。
GTD 上級に取り組んだ理由
わたしが取り組んだ理由は、可処分時間を最大化し、認知資源を全振りして楽しみたいからです。
そのためにやったことは、この2つです。
可処分時間でやりたいことの整理
可処分時間を楽しむことを阻害する雑事の洗い出し
この阻害要因となる雑事の整理範囲が、人生全体に及んでいったわけです。
(その多くは周期的に繰り返されていました)。
初級以後の前提知識
もう一つ気づいたのは、すでに多くの新規事業を立ち上げた業務経験(協働作業のプロジェクト経験)があったことでした。
これをひとりですべてのタスクを実施する「パーソナル・プロジェクト」に応用しました。
つまり、プロジェクトの納期を前倒しで終了させることを「一日の可処分時間の最大化」に見立てました。
この納期前倒しの参考にしている考え方のひとつが、「ザ・ゴール」の TOC(Theory Of Constraints 制約理論)でした。
これが、GTD 初級と上級の間には、壁あるいは崖があると思った理由です。
とくに、GTD 上級に取り組むには、自分というリソースの最適化配分も必須です。
「クリティカルチェーン」の発想も不可欠と思っています。
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
このサイトで記事を書きながら、テーマアップしてきました。
メンバーシップ以前
まず、取り組みの概要や内容(ツールの使いこなし)を記事にしました。
次に、一日の認知資源を節約するために、自分の内面に起こる変化をモニタリング・省察し反映する「行動ログ瞑想(造語)」を紹介しました。
メンバーシップ以後
今までの記事を複数のマガジンに再編しました。
そして、一般公開とメンバーシップ(スタンダード、マスタープラン)にわけて記事を書く3層スタイルも採用しました。
そして、この連載を通じて「GTD やタスク管理」の初級を卒業した方に向けて記事を書いていることを再確認できました。
初級卒業の前提条件にも触れられたので、今回でこの連載を終了します。
ほかにもテーマアップしたいこともあるし、今回のように意外なテーマアップも見つかるでしょう。
今後は、メンバーシップ主体で発信しようと思います。
わたしは note 以外での発信( X/Twitter, facebook, LINEなど)はしていないので、今この記事をお読みいただいている方とそのご縁に感謝しています。
ではまた
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