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消えゆくレコード店について。

「CDが売れない時代」
この言葉自体が、もう既に古くさく聞こえる。

第一、この言葉が世間で言われはじめて、もうそろそろ四半世紀経ってしまう。
もう、そんなに経つのか、と思う。
俺が音楽に興味を抱いた時期は、99年だった。
その僅か3年後くらいに、CDの低迷が始まった気がする。
いつの時代だって、流行には終わりがある。

長い間、音楽ファンをやってきた俺からすれば、
(CDが売れないなんて、ホント信じられないことだ・・・。みんな、もっとCDを買うべきだ)

とは、思っていない。

寧ろ(音楽売れなくなったんだ!そりゃあ~良かった!)
・・・と、思ったクチだ。
今でも、そう思っている。

思えば、あの90年代から00年代の「CDを買うこと」がある種ステイタスだった時代、メディアでは「日本が元気だった時代」みたいに取り上げられることが多いが、当時を多少なりとも知る俺からすれば、

「ぜにまっこと、うざったい時代だったぜよ」(なぜか、土佐弁)

と、言いたい。

俺が思うに、流行のなにがうざったいって、

「え~!〇〇を知らないのォ~ッ?(゚Д゚;)」

・・・と、他人から言われることなのだ。

コレって、いまの若造の間でもあるのかな・・・。
これ、言われると
(知らねぇよ、クソが・・・(# ゚Д゚))
と、毎回思う。

「流行」って、それを追っかけている「そんな自分が好き」症候群のバカがイナゴの如く大量発生する・・・という意味では、その時流に乗っかれない人からしたら、迷惑至極な現象だと思う。

まぁ、俺はその時流に乗っかり切れてなかったわけだ。
今、思うとクッソくだらねぇがな・・・(#^ω^)

某日本のバンドの某ヒット曲に
「流行りの歌も歌えなくて、ダサいはずのこの俺・・・」
なんて、一節があるが、こんな感覚、今の人からすれば

?('ω')?

じゃない?

俺は、これに対して「あーっ、この歌詞の意味が分からないかぁ~」
とか、若造に言いたいわけでは、まったくない。
寧ろ、「流行りの歌とか、チェックして、歌の練習している男」なんて、
「そっちのほうが、ダサいわッ」
と言いたい。

まぁ、なにがカッコいいか、悪いかって、微妙なさじ加減で変わってしまうものなのよ、と。
んで、そんな俺が、いつの間にやら、月に20枚前後CDを買うような「音楽オタク」になってしまったわけだ。
いまはもう、そこまで買わないけど、月に一枚もCD買わないってことはないなぁ・・・。

今日も「GRAND FUNK RAILROAD」のレコード買ったし(シブいッ)。
東大デモクラシー・・・じゃなくて、灯台下暗しで、地元に中古のレコードショップがあることに、ある日気づきまして・・・。

雨の中、行ってきました。

店っていうか、倉庫って感じだった・・・(#^ω^)

スゲー店でした。
レコードが床に直置きされていたし、店内に開封していない段ボールが何段も積まれていて・・・。
「レコードショップに来た」感がゼロ・・・笑

でも、俺もそれなりに経験あるので、実はぜんぜん予想の範囲内。
店主さん(リリーフランキーを彷彿とさせる方でした)は、
「ホントは今日、やらないつもりだったんだけど・・・長居しないなら、入っていいですよ」
とのことで、特別に入れてくれた。
多分(雨が降っている中、わざわざ来てくれたのに、帰すのも悪い・・・)とでも思ったのかもしれない。

10分くらい見て「GRAND FUNK RAILROAD」のレコード買って、出た。

実はこの店、Amazonでちょいちょい利用していて、商品が入っている封筒の住所見たら(あら、近い・・・)と、思っていて、先日もAmazonで買って(あ、忘れていた。行こうっと)と、思い立ち、翌日に行ったのです。

正直(いつ潰れてもおかしくねぇな)と、思わされる店だが、やってくれているのは、ありがたい。

この店に限った話ではないが、CDショップが軒並み閉店に追い込まれているのは、ここ数年の話しではない。
東京でも、相当無くなった。
俺が東京ブラブラしはじめたころは、新宿に「Virgin」が、まだあった。
それを横目に他のCDショップに行っていたけど、今思うと(一度でも行けばよかった)と、軽くだが後悔している。

雑な解釈だけど、一度でも行けば「行った」だからね。
その「たった一度」が大きいと思う。
「行かなかった」が「行った」には、ならないから。

そういう思いがあったから、上の写真のレコード店も「行った」の。
行かないと、分からないからねぇ・・・。

閉店してから「行きたかったのに」と、いくら喚いても、
「じゃあ、特別に再オープンします」って、ならないから。

そんなわけで、西新宿とか行くと、出来る範囲でレコード店巡るんだけど、けっこう期待外れなことも多い。
下北沢も、ちょっと厳しいかな・・・。

そうすると、結局disk 〇nionとかレコ〇ァンになっちゃう・・・。

あと、BOOK〇FF(←〇の意味ねぇ 笑)も、バカにできないな。
いや、バカにできないどころか、メインで買っているお店の一つです。
最近、B△OKOFF(←オイッ、もうイイって 笑)レコードも取り扱うようになったから、たまには行くかな・・・。

そういえば、昔、お茶の水に「ジャニス」っていうCDショップがあったの、覚えている人いるかな。
あそこ、レンタルショップが有名だったらしいけど、俺はそっちは行ったことないんだけど(元々、CDをお金出して借りる、という概念がない)、中古屋の方はちょいちょい通っていて、そこが閉店してしまったんだ。

それで、そのあと御茶ノ水の、別の建物の2階でヒッソリと、やっていた。
俺は、そっちも行っていた。
そしたら、その「ジャニス」も閉店しちゃった・・・。

あの御茶ノ水でさえ、それだからね・・・。
あ、そうそう「音街レコード」というマンガがあって、そこでも旧ジャニスと思われる店が作中に出てきていたな・・・。

この左下のコマのお店。内装のディティールまでキチンと描かれてました。

懐かしいな・・・と、思ったね。
まぁ、でも、やたら「なっつかしぃ~」とか言うの嫌いだから、この辺で。

ちなみに上記のマンガ「音街レコード」の作者毛塚了一郎氏は「音盤紀行」という、これまたレコードに関するストーリーを織り交ぜたマンガを描いている。
デジタル全盛の時代で、すべて手描きで描いているらしい。

良かったら、読んでみてね( ^ω^ )

そういえば、今年大阪に行ったときは「アメ村」とかも楽しんだけど、当然「レコ屋巡り」もした。
今回紹介するのは、この2店舗。

地下にあるお店「TIME BOMB」

「TIME BOMB」
大阪では老舗の部類なのかな、雰囲気は好きでした。
NIRVANAの「HORMOUNING」という、少し貴重なCDを買った。

「〇か✕」というユニークな店名のCDショップ。

こちらは、ご夫婦で営まれているように見えた。
「MINOR THREAT」
を購入した(あのハゲがうなだれているジャケの)。

今後、気が向いたら、中野や下北沢、新宿、西新宿、渋谷とかのレコ屋も紹介できたら・・・と、思っている。

これを読んでいる皆さんは、行きつけのお店とかありますか?
あるようなら、どれだけ有名だろうが、ローカルなお店だろうが構わないんで、コメントで教えてくれると嬉しいな(^^♪

それでは!\(^o^)/





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