凝らない生き方⑮写真ではなく、空気感を持ち帰る。
ミュージカルでも美術館でも、
ここだけは写真OKですよという場所があります。
写真OKなところで、撮らずに味わえる人が凝らない人です。
写真はとらなくていいです。
写真にとったものは、記録には残ります。
でも写真を撮れば撮るほど、記憶に残らなくなります。
人が記憶するのは、その場の空気感です。
昔に嗅いだことのある匂いを今嗅ぐと
一瞬でそのときの記憶がよみがえります。
それは身体で覚えているからです。
大切なのは、空気感の持ち帰りです。
目、鼻、耳、肌、で味わってきたものが空気感です。
誰もフィルムごしの風景に、興味はありません。
あなたの目を通した風景に、興味があります。
人は、あなたの体験を聞きたいのです。
素人が撮った写真を見たい人はいません。
行った場所の空気感を持ち帰れるのは、行ったあなただけです。
写真は空気感を持ち帰れません。
写真には写らないものが、あなたが持ち帰ってきたものです。
写真には写らず持ち帰ってきたものが、あなたの個性です。
空気感を持ち帰ることで、あなたの個性が見つかるのです。
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凝らない生き方15
写真を撮るより
目に焼き付ける
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