"うまくいかない期間"が"挑戦のための準備期間"に。45歳経営者がダサい自分を乗り越え、思い描く方向へ躊躇なく動き出せる力を手に入れるまで
Shovell - シャベル - のnote運営チームです。
Shovell -シャベル-とは、サービス体験について調査し、インタビュー形式の記事を作成するサービスです。サービスを受けたことで起きた変化をインタビューで深堀りし、忖度のない記事を作成します。
今回インタビューしたクライアントにサービスを提供しているエキスパートは、対話を通じて人の成長を促す「コーチング」を提供しているプロコーチの五十嵐さんです。五十嵐さんのコーチングがどの様なものなのか、それにより自身の認知と行動がどの様に変化したのかをクライアントの松田さんにインタビューしました。
インタビュー要約
コーチングを依頼したきっかけ
認知科学を利用したコーチングに魅力を感じた
提供サービスの特徴
「現実は自分自身が作り出しているものなので、未来はいくらでも変えられるものだ」というスタンス
自身に起きた変化
一番の変化は、新しい事業を作っていくために、周りのメンバーを巻き込み、第一歩を踏み出すことができたこと。「勝手にその方向に動き出す」という感覚を得られた
サービスをお薦めしたい方
五十嵐さんのコーチングを勧めたい人は、モヤモヤを抱えているが改善したい思いもハッキリ持っている方や、エネルギーに満ち溢れているモードの時にその効果を何倍にも跳躍させたい方
クライアントインタビュー
コーチングを依頼したきっかけは「無駄話をする会」での偶然の出会い
──本日はよろしくお願いいたします。
松田:よろしくお願いします。
──まず初めに自己紹介をお願いします。
松田:松田と申します。現在45歳で、もんじゃ焼きで有名な月島に住んでいます。仕事は株式会社オズビジョンの取締役として、事業や組織全般を担当しています。他には、1人カンパニーで会社を経営しており、他社の組織開発支援や経営者向けのコーチングを行っています。人や組織について学ぶのが趣味で、暇さえあれば関連する本を読んだり、実践したりしていますね。
──仕事も趣味も「人に関係すること」なんですね。
松田:そうですね、人に興味があります。
──五十嵐さんのコーチングを受ける前はどんなことに悩んでいらしゃったんですか?
松田:経営者という立場上、誰かに答えを教えてもらえるわけではなく、自分で答えを見出さなければいけません。そのため、どなたかにコーチングをしていただけたら嬉しいなと思っていたんです。
五十嵐さんとはもともと「無駄話をする会」という会でご一緒していました。これは隔週でフリーランス5~6人が集まり、その時々のテーマで語り合う会でして、基本自由参加のゆるい場です。そこで、五十嵐さんが認知科学を利用したコーチングを学んでいるとお話されており、興味を持ったことがきっかけです。
──語らいの場での偶然の出会いがきっかけなんですね。
松田:そうですね。コーチングには様々な種類があるのですが、五十嵐さんの学んでいる認知科学を利用したコーチング手法について知りたかったということもありました。
「未来はいくらでも変えられる」。
認識する現実を作り変えるコーチングスタイルに斬新さを覚える。
──様々なコーチングスタイルがある中で、五十嵐さんの手法に興味を持ったという話がありました。コーチングのスタイルには、例えばどのようなものがあるのでしょうか?
松田:大きく分けると、コーチ・エイが提供している、いわゆる理想と現状のギャップにどうアプローチするかを突き詰めるスタイル、他には五感をつまりは「身体性」を使うスタイルなどがあります。
五十嵐さんの場合は認知科学系で、自分の認識している現実を作り替えるコーチングスタイルです。そのスタイルが私にとっては斬新でした。
──松田さんはコーチングのスタイルについて色々とご存じでいらっしゃるんですね!コーチングの情報をどこかで学ばれていたんですか?
松田:初めてコーチングに触れたのは、社会人大学院に通っていたときの授業でした。
ただ体系的に学んでいたわけではなく、どちらかと言えば、趣味として調べる中で副次的にコーチングの知識が身についてきた感じです。様々なジャンルの知識同士が次第につながり、コーチングの全体感が見えてくるようになりました。
──五十嵐さんのコーチングを、お金を払ってでも受けたいと思われた理由はなんでしょうか?
松田:自分をガラッと変容させるコーチングスタイルに興味を持ったからですね。
現状の延長線上を歩んでいくよりも、いきなりすっ飛ばしてジャンプできてしまうようなイメージです。例えば今の自分が10だとして15くらいまで行くのは自分の力でなんとかなりそうですよね。しかし五十嵐さんのコーチングでは、10のところを100や1000にまで行ってしまう。そこに魅力や可能性を感じて申し込みました。
──簡単な変化ではなく、かなり大きい変化を生み出せることに魅力を感じられたんですね。ちなみに、実際にセッションを受ける前にコーチングスタイルについての説明を受けられたんですか?
松田:はい、最初は認知科学の仕組みから入りました。「現実は自分自身が作り出しているものなので、未来はいくらでも変えられるものだ」という説明をしていただきましたね。
──五十嵐さんのセッションは、どのような予定を組んで行われましたか?
松田:基本的には月に1度のペースで、1回あたり1時間のセッションを受けました。セッション回数は計6回、料金は33万円です。ただ、現状の自分にブロックがかかり前に進めていないときは、追加でセッションをしていただくこともありました。
「大事にしているものは、実はいらないものだった?」
10年後のゴール設定により心理的限界を突破。
──その1時間のセッションの中で、どんなやり取りが行われているのですか?
松田:その時々で様々です。例えば自分のビジョンが明確になりワクワクしているときは「いいですね、どんどんやっちゃいましょう!」という風に持ち上げてくれます。
逆に自分が落ちていて愚痴っぽいことを出したときは「なんか、この時間ダサかったですね。」といったフィードバックをもらうこともあります。半年間もあれば良いときと悪いときの波があるので、そのときの調子に合わせてセッションの中身は変えてもらっていました。
──そのときどきの会話を通じて、五十嵐さんから突っ込んでもらうイメージでしょうか。
松田:10年後の「未来のゴール」から逆算して、今からどのような行動を起こしていくか、という方向性になります。私から話す内容は直近の出来事になるのですが、最終的に向かっていくところは未来の大きな目標です。
──1回目のセッションで、いきなり10年後を想定するところから始まるのですか?
松田:バランスホイールという考え方があります。仕事・プライベート・健康など、自分にとって何が大事なのかを整理するフォーマットがあるので、未来の目標を踏まえてシートを埋めていく作業から始まりました。
──シートのそれぞれの項目は、五十嵐さんにアドバイスをもらいながら記入していくのですか?それとも2回目までに自分で作ってくるのですか?
松田:初回である程度アドバイスをもらった上で、次回までの宿題という形です。
──2回目以降は、そこで作ったものに対する話をしていく感じでしょうか?
松田:それを使うこともありますし、ビジョンが具体的になってきたらテーマを決めて、何をどうやっていくかという話を引き出してもらいます。
──先ほど、10の現状に対して、100や1000の目標に向かっていくという話がありましたよね。自分から大きすぎる目標を設定するのはなかなか難しいことだと思いますが、そのあたりはコーチングを受けながら、徐々に意識が変わっていくものなのでしょうか?
松田:コーチングなので、明確な答えを与えてくれるわけではありません。コーチからの問いかけによって、自分の中から次第に答えが「引き出されてくる」という感覚です。
つまり五十嵐さんの役割は、いかに私の潜在的な能力を引き出してくれるかです。
人間というのは、自分で勝手に限界を決めてしまいます。しかしその限界というのは、あくまでも自分の認識の中においての限界です。目標を高いところに設定した瞬間に、今まで自分が大事だと思っていたものが、そんなに大したものではなかったことに気づいたりします。そのいらないものを捨てることで、自分に跳躍的な変化が訪れます。
それを実現してくれるのが、五十嵐さんの最も強い部分だと考えています。
思い描く方向に躊躇なく動き出すことで、仲間が集まる好循環が生まれた。
──半年間のセッションを完了して、具体的に変わったことを教えてください。
松田:新しい事業を作っていくために、周りのメンバーを巻き込み、第一歩を踏み出すことができたのが一番の変化です。
──それは、コーチングを受ける前までは、難しいことだと思っていたんですか?
松田:そうですね。コーチングを受けてからは「勝手にその方向に動き出す」という感覚になりました。
──勝手に動き出すとは?
松田:自分の中でそれが当たり前になるので、実行に何の躊躇もなくなります。元々ぼんやりと「こういう風になったらいいな、やってみたいな」という風に方向性は描いていました。今までの自分だったらそこで終わっていたのですが、コーチングを受けてからは、それが勝手に動き始めたような感覚です。
──ご自身の変化と比べて、外的環境についてはどうでしたか? 自分自身は勝手に動き始めるけど、周りのメンバーや環境については、強く働きかけないと動き出していかないと思うのですが。
松田:それも昔からよく言われますよね。情報って発信する人のもとに集まるという話があると思いますが、それと一緒です。行動を起こしてしまえば、周囲も同じように動きはじめるものです。自分のやりたい世界に向かって行動すると、人が集まってきてくれます。仲間が増えることでさらに原動力になって、一人じゃできないことができるようになります。そしてさらに仲間の輪が大きくなるという好循環が生まれるのです。
──自分自身が自動的に動き始めると、ギアが連動するかのように、周囲の環境も動き始めるわけですね。
松田:そうですね。
──印象的なセッションや記憶に残っているフィードバックはありますか?
松田:それで言うと、自分がダサかったときのことはよく覚えていますね。五十嵐さんの良いところの一つに、とても率直にフィードバックをしていただけることが挙げられます。「今日の松田さん、全然面白くなかったですね」「つまらないとか無理だとか、ネガティブな言葉ばかり出てきて全然ダメでしたね」と、ズバッと言われてしまいました。コーチの役割は、どれだけ短い時間でクライアントをゴールに導けるか、なので、甘いことや優しいことを言うだけでは意味がありません。ダメなものはダメと言うことこそが本質的なコーチングであり、それにより自分自身の悪い部分にも気づくことができるわけです。
──「今日の松田さんダサいですね」と言ってくれるのは、松田さんが発言した瞬間に軌道修正してくれるのですか? それとも回の最後にまとめ的に振り返ってもらうものですか?
松田:他の方についてはわからないですが、私の場合はまとめ的に言われました。
──バッサリ言われることによって、逆に「この程度のことで悩んでしまっていたのか」と吹っ切れたりするものですか?
松田:そうですね。ただ、そうは言っても私だって辛いんだよと思うときもあるわけで……。立場上メンバーの前で愚痴るわけにもいかないので「五十嵐さんの前でくらい心を許したっていいじゃん」っていう気持ちもありました(笑)
──心を許して思いの丈をしゃべっていると、丁寧にぶった切ってくれるわけですね。
松田:そこは容赦せずフィードバックしてくれます。でも実際、愚痴っているだけじゃ解決しないので、五十嵐さんの言う通りだと思っています。
「うまくいかない葛藤期間」は「挑戦のための準備期間」に。
フレームワークの獲得がどんな変化にも対応できる自信へと繋がる。
──五十嵐さんと他のコーチの方の違いは、どのような点ですか?
松田:身体性のコーチングを受けたことがありましたが、例えば「椅子から立ってみてください。あなたはまだイスにいるとして、今の自分どうなっていますか?」と言われたりします。このように体を動かしながら感じさせるスタイルなので、やり方が全然違いました。
五十嵐さんは非常にロジカルなコーチングスタイルです。「まずはゴールを明確にしましょう」「現状の課題はなんですか?」「そのギャップに対する次のアクションどうしましょうか」「それをいつまでにやりますか」という具合に、カチッカチッと進んでいきます。
コーチングをする場合、コーチの発達段階がクライアントよりも高くないといけません。成人発達理論という考え方がベースにあり、簡単に言えば大人の成長の段階みたいなものです。その発達段階が上がれば上がるほど、より物事を俯瞰して捉えることができます。元々五十嵐さんという人柄を知っており、その点については最初から信頼して受けることができました。
──逆に、五十嵐さんのコーチングで疑問に思ったことなどはありますか?
松田:いや、特にないですね。そもそも前提として、結果が出ないのは全部クライアント側の責任だと思っているので、コーチに対してジャッジするという発想自体がありませんでした。
──コーチングによってご自身が変化したことを踏まえて、今後目標としていることがあれば教えてください。
松田:コーチングによって目標が生まれたわけではないのですが、思考のフレームワークが入ったことで、今後も使って変化に対応していけるという自信がついてきました。
一例を挙げますと、「うまくいっていない時期」が訪れても、自分にとって重要な期間だと捉えられるようになりました。その時期に多くの葛藤をするからこそ、次の自分を見つけられたり、新しいチャレンジの準備ができたりします。私が五十嵐さんにコーチングを受けていたときは、まさに葛藤していてうまくいっていない時期でした。今はそれを乗り越えて、もう一度チャレンジすると言うポジティブなモードになってきました。「葛藤状態」という認識だったのが「挑戦の準備期間」という風に変わりました。
──コーチングを受けるか悩んでいる方もいるかと思います。どんな方に五十嵐さんのコーチングをオススメしたいですか?
松田:私のようにモヤモヤを抱えているが改善したい思いもハッキリ持っている方や、エネルギーに満ち溢れているモードのときに、その効果を何倍にも跳躍させたい方におすすめしたいです。
──これからサービスを受けようと考えている方に一言伝えるとしたら、どんなことを言いたいですか?
松田:「悩んで動けないくらいなら、とりあえず一発やってみろ」ですね。
──それがまさに、コーチングを受けた松田さんが体得できた認知なのですね。それではインタビューは終了となります。本日はありがとうございました。
松田:ありがとうございました。
文責
Shovellインタビュアー:丸山マイケル
Shovell編集担当:菊池真代
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