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「夏休みの宿題」のエビデンス〜自分の体験と研究成果を比較して考える

8月も後半に入れば出てくるのは「夏休みの宿題」の問題ですね。まぁ子供よりも親がやきもきみたいな話になったりするこのテーマですが、自分を思い返しても小学校高学年くらいになるまでは、面倒くさいものでしかなかったなーと思わされます。笑

で、このような夏休みの宿題の効果というものについて、自分の体験と研究成果を比較して考えてみたいと思います。そしてできれば子育て期にいる読者の方は自分の過去と今の子供の状況も比較してみてみることをおすすめします。遺伝情報の影響は学習能力に高い影響を与えますし、何より年を取れば取るほどに良くも悪くも遺伝情報の影響はより強く出ると言われています。年取ると嫌でも親に似ていくということです。

だから比較的に幼児や小学生までは教育効果が見えやすいので、親は躍起になってやるんですね。最近で塾の主戦場が中学受験になっているのも、中学生以上は自主学習が可能な子どもたちが増加する(特に優秀な子供ほど自習ができる)ので、塾経営が難しくなっているというのです。オンラインで教材は山程でているし、自習できるならコンテンツだけ安く仕入れて自分で学びますからね。進学校の子どもたちの一部がオンライン高校とかに流れているのもその一種。つまり予備校とかはあまりお金がとれなくなっているというわけです。衛星を使ってトップ講師の授業を全国に配信することで伸びた某塾も伸び悩んでいるのは、少子化のみならず、このような学習能力とコンテンツ供給の変化によるところです。

なので、幼児期や小学生という集団教育が成立し、競争させながら手とり足取り教えないとなかなか自習とかは困難な年代への塾ビジネスが流行っているのです。

話を戻しますが、つまりは夏休みの宿題というのは幼少期にはかなり無理な課題の出し方でもあり、そのあたりをよく理解しとくのが大切です。無理に夏休みの宿題の呪縛にかかりすぎて、精神すり減らすのは意味がないと思っています。


◯ 宿題のエビデンスへの理解は必要

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