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無視する力、を身に着けよう!

こないだとある自治体の管理職の方からの相談を受けました。地元の商店街やその関係者から様々な陰口などを言われると言う話です。 

すぐにお話ししたのは、まぁそんな事は気にしないほうがいいと言うことです。真面目な人ほどいろんな人の意見に耳を傾けなくてはならないと言う「さわやか3組」(木下が大嫌いなNHK教育でやっていた道徳番組)のようなことを刷り込まれすぎて、とんでもない。全く相手のことを考えもしてないようなわがままなクソじじいの意見にすら、耳を傾けて、それをどうにか理解しなくてはならないと言うふうに勘違いをしてしまったりするわけです。

しかしそれは全くもって無意味というよりは、マイナスしかないので、基本的に「無視しましょう」というお話なのです。聞かなくて良い意見もあるのです。配慮してる方はいろんなことを考えてますが、とんでもない相手は全く何も考えていないわけで、単なる自分の気持ちや感想をもしくは気に入らないと言うイライラをぶつけてきているだけです。そんな人の話を聞く理由なんてものは1つもないのです。

◯ 地域のためとかいいながら、基本は「俺の話をきいてほしい」というだけの無益さ

彼らはしばしば「地域を守りたい」「地元の未来を考えている」などといった大義名分を口にしますが、その中身は論理性に欠け、ただ非生産的な批判を繰り返すばかりです。「あれはダメだ」「これも気に入らない」といった調子で、具体的な改善策も示さないため、結果として地域の健全な取り組みを阻み、貴重なエネルギーを奪ってしまいます。残念ながら、このような人物はどの町にも一定数存在しております。

このような状況において大切なのは、「無視する力」を身につけることです。地域づくりや事業運営においては、「対話が大事」「傾聴が重要」といった当たり前の要素ももちろん必要です。しかしながら、すべての主張を無批判に取り込む必要は全くありません。むしろ、成果を求めて動く現場では、耳を傾けるべきでない「ノイズ」を的確に遮断することが求められます。「無視」と聞くと冷淡な印象を受けるかもしれませんが、筋の通らない声に振り回され、自分たちの進むべき方向が見えなくなるくらいなら、強い意思をもってシャットアウトすることも立派な戦略といえます。

では、なぜ無視する力が重要なのでしょうか。ここでは、その切れ味のある3つの理由を挙げて「無視する力が大切である理由」をしっかり解説していきます。皆さん、無視できてますか?!


1つ目の理由:時間とリソースを最適に配分するためです。

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