【AIR】父母ヶ浜の保全と魅力化、そしてUrashimaVillageが拓く地域連携の新たなカタチ〜11社共同出資で強みを生かした投資と営業〜
先日各地を巡ってきたのですが、その中でも印象的だったのは香川県三豊市の父母ヶ浜と、その近くに地元企業11社が開発した新たなUrashimaVillageへの訪問でした。
○ 父母ヶ浜の保全運動が生んだ、観光資源
既に年間40万人以上の観光客が来訪するという父母ヶ浜ですが、もともとはこの浜の埋め立て開発計画への反対、つまりはこの環境資源保全に対する活動があったのが今につながっています。
瀬戸内の多くの浜は瀬戸内工業地域の開発の一貫で、造船やケミカルといった重化学系の関連工場でかなり開発されていった歴史がありますが、ここはしっかりと瀬戸内の素晴らしい浜が残っているわけです。短期的にみれば「開発したほうが儲かる」のですが、中長期的にみればもはや瀬戸内工業地域のアドバンテージは崩壊を始めており、100年、200年単位でみていけば損得勘定も変わるようになるでしょう。
その中で、廃墟となった工場が残るエリアかつブラウンフィールドとも言える汚染もある土地が残る立地と、しっかりと環境が残る立地では相対的な価値が逆転していくことにもなろうかと思います。
でもっと今は守られた父母ヶ浜には40万人以上が来訪するようになっているということで、その前の土地活用も少しずつ暫定ですが進んでいるとのこと。個人的にはあまり人数を追うのは駄目で、むしろ客単価を設定して適切なコントロールしていくことが不可欠だと思っています。
巡った時の動画もあるので少し雰囲気感じていただければ!!
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