[無料公開]なぜ「情けあるなら今宵来い。明日の朝なら誰も来る」ことを意識すべきか。
「準備ができてからやります」「もう少し考えてから着手します」
こうした言い訳は世の中に腐るほどあります。だが、実際にそうした先延ばしの保身前提の「完璧主義」を持つような人で、本当に行動につなげる人なんて、ほとんどいないわけです。仲間を集める時にも、グタグタいっているような奴は結局はやらないし、また何かあったらすぐに逃げるので仲間にはできない。
結局うだうだいう奴の大半が、リスクを負う怖さや、自分の立ち位置を失うリスクに及び腰なだけで、全て「自己理由」でしかないのに、それっぽく表現しているだけ。言い訳がましい。結局、思い切って一歩踏み出せるかどうか、それが現場を動かし、結果を生む唯一の方法。いつまでも準備段階にいる「評論家」を気取るのではなく、さっさと行動を起こして現実を変えろ、ということなのはいつも変わらないわけです。
高杉晋作の名言として知られる「情けあるなら今宵来い。明日の朝なら誰も来る」は、まさに今の時代にも言えることです。彼が決戦を考える時に、様子みてから行動を決めようとしているような人たちに対して話したのはこの一言なわけです。命こそかけずとも、普通ではないこと、大きな挑戦をするという時には同じ気持ちで仲間と相対する人が信用出来る人だと思うわけです。明日の朝に行こうなんてやつではなく、本気なら今晩来いよ、今晩やろうぜ、今すぐやろうということです。
自分の覚悟を決めるのも同じで明日になったらなんていっているようでは始まらない。自分で自分を裏切っているようなもんです。さらに仲間を決める基準も同じで、うだうだいっているような奴は仲間にはならんわけです。
◯ 背景にある「高杉晋作の真意」
高杉晋作の名言とされるこの言葉は、口先や理念ばかり先行するのではなく、「情けがあるなら、今夜、実際に足を運んでこい」という、その覚悟と行動を示しているわけです。
理論で飾り立てるのは簡単だが、結局のところ、人と人とが同じ時間、同じ空間を共有し、そこで手を貸したり、頭を突き合わせて真剣に向き合ったりすることでしか、関係性は育たない。地方創生や地域ビジネスであれ、都市再生であれ、本当に必要なのは、遠巻きに評論するのではなく、「情け」を実際に示しに行く、今宵ここに集まるという、身体性を伴った行動なわけです。論より証拠とも言いますが、結局は行動が全てを物語るわけです。
決戦をするというのに、情勢が見えてから、勝ち馬にだけノリたいみたいなクソな奴は仲間にはならんし、そんな奴は五万といるのです。何か始めるときに絶対に失敗するとか言っていたやつが、その後に「最初から応援していました」みたいなことをいうことは多くありますね。別に言わせておけばいいのですが、少なくともそんな奴は最初の一番困難に死の谷を超える際の仲間にはなり得ないということはわかるでしょう。
◯ 「無理」を通すからこそ価値が出来る
今宵来ない奴らが多い中、今宵来てくれるようなやつを大切にし、挑戦を向き合うことが実に大切だなと思っています。結局私も熊本でのプロジェクトをはじめた17年ほど前に設立した熊本城東マネジメントの仲間とは未だに一緒に会社をやっているし、15年前からやっているAIAも徐々に仲間が増加していっていますが、基本的なコアメンバーとは10年選手で一緒に取り組んでいます。プロスクールもなんだかんだで来年10年になるので、卒業生たちとも長い時間をともにしている中、やはり初期受講生たちは今やコーチになってくれたり、事務局としてジョインしてくれたりしていて、深い関係になっています。
つまりは一番「これどうなるのかわからないよね」というところから参画してくれている人たちが仲間なのです。無理そうな時でも力になってともに時間を使ってくれる人が仲間なのです。
大抵世の中は「どうせ無理」というようなことを言われるプロジェクトほど、成果を上げることになることが多いです。それは周りからすれば「大体こういう感じのことをやったら」という前提の計算をした際に、結果が無理だと思っているわけです。で、その目算で自分がやる努力量が大抵しょぼい。だから無理だと思っているわけです。
無理というのは「理屈が通らないこと」を指し示すわけですから、無理というのはその人にとっては理が通らないと思っているのです。だけど、これをやり遂げる人は普通の人達が考える理屈を超えた努力をし、圧倒的な時間を投入していきます。結果として、普通なら無理なんだけど、その人なら、あのチームなら可能ということになります。理を通してしまうわけです。
そして普通なら無理ということに理を通すからこそ、その人たちは評価をされ、時代を作っていくことになるわけです。
◯ 最初から皆が成功すると思う取り組みは、ノンリスクではなく、ノーバリュー
最初から誰でも「できる」と思うようなことはノンリスクではなく、ノーバリューなプロジェクトであることを理解すべきです。意味がないんですよ、そんなことやっても。
昔からよく木下さんはもっと簡単に儲かるような分野のしごとがあるし、できるだろうに、地域なんて大変な分野で仕事しているんですか、とか。若い頃は、なんで普通に学歴あるんだからいい会社でそのまま終身雇用目指さなかったんですか、みたいなことを言う人がいたりするのです。
なぜやらないか?!それは、ノーバリューだからですよ。自分が生きているなかでやる意味がないでしょ、ということ。
自分は高校が大学付属にはいったからこそ、恵まれた環境に置かれたから安泰だ!ではなく、だかるこそもっと挑戦するのが大切なのです。大学受験するやつらでは絶対にできないアドバンテージを作るというのは中3の時に決めて、だからこそ高校1年からいろんな取り組み探して、早稲田商店会にいきつくわけです。
つまりは他とは圧倒的に違うことをやるのに時間を使うということをきめたのは、学内で成績評価されるとかもクソだし、全国模試で点数とるとかも高校受験でさんざんやってそれなりによかったけど、何も自分も、社会も変わらない。中学時代に学校の先生なんてアホしかおらんし、俺の考えていることすら考えていないということに絶望していたからです。まぁ厨二病感はありますがwww
だからこそ、学校やら、成績での競争なんてクソなことはほっといて、もっと世の中に出て、世の中で必要なことをみつけて挑戦して、実社会で評価されることを高校時代からやるんだという気持ちでいたわけです。それはなんとなく、今思い返すと、普通じゃないからこそ価値があると思っていたからだと思います。他と違うということに価値を見出していた。
逆に、普通だというのは価値はないんですよ。そんなもん。
さらに普通に物事で、誰でもそれは成功するなんて簡単そうに見えることは、結果としてやってみたら、慢心などによって失敗することすらあります。理屈でできると思っていても、世の中は理屈だけで成立しないから失敗するんですよ。ただ無責任な人たちが「成功するよ、応援するよ」といっているだけ。当事者も周りが賛成すると、できると思い込んでいるから、努力もせず、時間も大して使わない。結果として失敗することすらあるのです。もちろん成功するかもしれませんが、それは誰から見ても普通のことでもあります。
よく起業でも相談しまくる人たくさんいるんですね。不安だからでしょう、ビジネスプランを皆にきいてもらって回っている。だけど、いつまでもできない。それは全員が「これは完璧だ、成功するよ」といってもらえるようなビジネスプランができてから始めようとしているから。その思想そのものが腐っているのです。世の中神様はいないのだから、誰にきいても無意味で、やってみないとわからないのです。相談はやってみて、小さな失敗してからようやく機能するものです。
◯ さっさとやるやつが強い理由
いつも打席理論だと思っています。
さっさとやる奴が強いのは、要するに「打席に立つ回数」をとにかく増やしているからだ。いつもグズグズ考えた挙げ句、結局何もやらないやつは、打席すら立たないまま試合が終わる。一方で、さっさとやるやつは、一度の失敗なんて気にせず、次々と打席に立ち続ける。成功確率なんか初めから高くない。それでも、打席数が増えれば増えるほど、ヒットやホームランを打つチャンスが増えていく。行動を後回しにする人間は、いくら理論武装をしていても、バットを振らない限りヒットは出ない。当たり前のようで、この「実際に打席に立つ」ということを続けられるかどうかが、結果を出せるやつと出せないやつの決定的な違いになるわけです。
打率×打席数
というのは常々言われますが、今宵やる奴らは人生の打席数が圧倒的に多い。明日になったら行こう、なんていっているやつは結局一ヶ月、1年たっても来なかったりするから、打席数が少ない。同じ打率でも結果は異なる。さらに熟練が出てくるので、打席数多い奴は、どんどん打率もあがるから、人生の時間での格差はどんどん広がっていくのです。
昨年から呼びかけたnoteでのジブン株式会社マガジンが2万投稿を超えました。こういうのもやりましょうといって、さっさとやりはじめた人はこの1年で強烈に成長しているでしょう。さらに1年間継続できたという意味でも考える力は格段に増していると思います。聞いていたけど1年前からやっていないという人はそれだけ損したということです。発信なくして確かな受信はできないのですからね。
もう明日の朝なんて言わず、今宵からやりましょう。
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