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「効率化しない」が生み出す価値【2/2】物質的飽和と成熟世代が日本を変える(2024/11/16 #1452)

木下斉
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貧すれば鈍する。こどもの頃に貧乏しすぎた老人たちはいらないものまで溜め込んで、ゴミ屋敷を作り上げていく。これは今の日本そのものを象徴しています。もっともっとほしいという欲望が集まり、社会をも蝕んでいっています。

一方で、一定の社会的な物質的飽和の後に生まれ、激烈な成長競争ではなく生き残る衰退競争、様々な転換点が90年代に起こり、その後の社会をみつめてきた世代が社会のイニシアチブをとるようになって変質が起きています。

特に人口減少は結構悪いことばかりではなく、人々の行動様式、生産方法などの見直しにもつながっていっています。人が余っていた時代とは全くことなる価値観でもあります。

・そもそも食わすべき人数が減った
・競争より協調を重視してつぶしあいをやめる
・薄利多売より厚利少売
・見えるスペックから、見えないハイコンテクストへ
・工業より工芸
・下請け体質から独自経営視点へ

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