人生の断捨離。

さて、年末ということでふと思い出したのが、今年亡くなったぐっちーが昨年末に書いていたアエラのコラムです。ぜひ未読の方もいらっしゃると思いますので読んでいただければと思います。

ぐっちー「人間関係の大掃除“人間断捨離”の極意教えます」 〈AERA〉

本当に人生というものは、人付き合いであれこれと面倒なことが多数発生するわけですが、まぁそれが人の世とはいえ、人生の時間は限られるわけです。ぐっちーさんも先々を感じて昨年末にこの人間断捨離を書かれたのだろうと思うわけでございます。

名刺ですが正直最近はできる限りもう交換とかしないことにしているんですね。

そもそも連絡はメールもフェイスブックも公開しているのでいつでも連絡は可能で、メールフォームまで私の関与する組織などにもおいてあるから昔のように調べられないということはないわけですからね。そして、名刺交換したところで連絡がくる確率は低く、そして皆さんもそうでしょう。名刺なくても連絡がつく時代ですからね。いらないわけです。

もらった名刺もまぁせっかくではありますが、スキャンはしてDBにしてすべて破棄しています。それでも名刺を確認するのは連絡のためというよりは「あれ、あの組織の人前にあったかな」というのの検索のためくらい。ま、それでビジネスになるってことはないですね。自分の物忘れ確認みたいなもんです。笑

あとは仕事で電話を使わなくなって久しいですね。メール、メッセンジャーだけでの対応に限ってます。それなら電話と違ってよくわからないなにいきなり時間取られることないですしね。

さらにご挨拶だの、ひとまず打ち合わせだの断っています。時間の浪費でなにも生み出しません。移動するだけで双方無駄ですからね。必要な打ち合わせの多くも最近はzoomにしてますからね。

何よりすべての可能性にアクセスしていたら人生タイムオーバーになります。仕事関係で人を埋め尽くしていけば、家族や友人との時間、自分として本を読んだり趣味をする時間を無くしていくことになります。これではなんのために生きているか全くわからなくなるものです。

よく勉強会にお誘いとかでも「手弁当でやっている非営利の組織なので無料でお願いします、けど素晴らしい方が集まっているのでお役にたつ人脈はあります」という話があるのですが、こういうのは全く参加しないことにしています。そもそも役に立つ人脈なんてものはなくて、然るべき時には然るべき人と出会うものです。どんなに偉い人、有名な人であってもこちらから会いに行く必要はなくて、然るべき時につながるべきことがあれば、つながるものです。ときに向こうから連絡をくれることもあるでしょう。逆にそうでもない存在である自分がそこに連絡を無理やりしてどうこうしてもらおうとしても、何も起きません。人脈がうんぬんということに精を出していることほど虚しいものはないものです。人生最大の時間の無駄使いでしょう。

「24時間×寿命」しか私達には時間は与えられておらず、不都合なことに寿命は誰にもわかりません。1分後に死ぬかもしれないし、10年後かもしれないし、50年後かもしれません。全く誰も分からないのです。だからこそ、今という時間をできるだけ仕事については効率化をし、その上で自分が楽しいと思える時間を大切にすることを最優先すべきなのです。効率よく稼ぐことは大切で、それは稼ぐことが目的ではなく人生の時間を可能な限り効率化し、自分が対価など気にしないで物事を考えられる時間を多く作るためです。

不必要な名刺は捨てるべきだし、どうでもいい会合にも顔出す必要はないのは、別にやりたいことが多くの人には絶対にあるからです。

様々な環境やら付き合いやら今までやっているからという常識に流されていっているうちに時間がなくなるだけ。見かけの報酬とかに騙されて時間泥棒のプロジェクトに関わったりとか、何か将来のためになるかもといって安請け合いしたりということを可能な限り減らす必要があるのです。

2軸で考える仕事の断捨離

そのためにも人生の時間を効果的に過ごすために、私はとある先輩から言われた「やりたい軸」と「報酬軸」を2軸にして考えていくことにもう10年以上しています。 

2軸4象限で整理してみましょう。