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地元木材店経営「花巻おもちゃ美術館」が拓いた、新たな可能性〜行政ではない、民間が作り出すシナジー〜

昨日木育サミットにおける、昨年開業した花巻おもちゃ美術館のセッションに登壇させて頂きました。今年はコロナ禍ということでオンライン開催、その最終回にあたるところで参加させて頂きました。

東京おもちゃ美術館さんとは、数年前からのお付き合いで都市経営プロフェッショナルスクールの公民連携事業課程での動画講義などご一緒させて頂きながら、コロナ禍でのインパクトを緩和するためにもキャンプファイヤーでのクラウドファンディング企画でも今年度は一緒することがございました。

さて、そんな東京おもちゃ美術館から端を発し、全国各地におもちゃ美術館が今は出来ております。東京おもちゃ美術館はNPO経営という民間経営モデルですが、地方の多くは公設民営型が多く行政関与が必ずあったのですが、昨年できた花巻おもちゃ美術館は、株式会社小友木材店さんという地元の木材店が設置・運営主体となっている完全民間経営のおもちゃ美術館なのです。

小友さんとは北九州のリノベスクールなどの時代に接点をもたせて頂きまして、オガールの紫波町の隣町である花巻市でマルカン百貨店の閉鎖に際して、大食堂を再開させたり、エリアリノベーションプロジェクトなどを度々見せて頂いておりました。今回は昨年オープンした前後の経緯を含めて改めて聞くことができまして、大変刺激的な時間でした。

木材店の本業とのシナジーを生かした「花巻おもちゃ美術館」は行政ではなく、民間経営だからこその良さが大いに発揮されており、今後地方におけるおもちゃ美術館などの大いなる転機になるように思いました。

○ やんばるおもちゃ美術館でも可能ならば、花巻でも可能

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