【AIR】データでみる、コロナ緊急事態宣言前後の揺り戻し、そして2050年の日本の姿〜国土計画長期展望をもとに考える〜

国土の長期展望専門委員会での中間とりまとめが発表されています。現状における各種調査データも公開されているので、それらをもとにして今後の地域に向けた社会変化、また垣間見られる国交省としての政策意図などについても考えてみましょう。

特にコロナでの緊急事態宣言前後でのテレワークなどの状況変化の調査データも出ています。同時に、2050年に向けた国土形成の基本となるデータも改めて整理されているので、頭に入れておいて悪いことはないでしょう。基本的なトレンドは従前と変わりませんが。

ただ1点、これからの推計などにおいては、2050年というのが一定の日本の少子高齢化、人口減少の一つの底という説もあります。というのも日本の人口の最後のコブとも言える団塊ジュニア世代が後期高齢者世代となり、徐々に減少していく段階に入るからです。

そのため、個人的にはそろそろ2050年以降に向けたお話もそろそろ議題に上げていき、どうにか2050年までを耐え忍びながら、次の日本のあり方について議論すべきという側面もあるのではないかなと思います。

○ テレワークはどれだけ進展したのか

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