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まち事業「7つのメソッド」徹底解説 その4【収入も支出も「属性」で分けて考えよう】
7つのメソッドシリーズですが、前回は売上ー利益=経費というお話を整理しました。経費から物事考えずに、売上を設定して、利益を計画し、そこの差額で経費をコントロールするという考え方でいかないと駄目ですよ、というところでした。
さて今回は、事業計画の中で収入と支出両面の「固定」と「変動」という属性に注目しておかないと駄目よ、というお話です。普通に売上、費用みたいな感じで計上しているだけだと、実際はその収入が固定性が高いのか、変動性が高いのかがよく分からず、さらに費用も収入に応じて増えていくような変動費なのか、もしくは収入に関係ない固定費なのか、もはっきりしなかったりします。
これでは事業を安定的に見ていく上では、大変心配な状況。まずは収入でも毎月コンスタントにはいってきやすいが上振れもあまりないような収入(家賃収入など)と、自分なりのサービスによって上振れが期待できる(独自の商品販売やサービス)を区分して、ある程度のよいバランスを持っておくこと。同時に、費用面でもこれら売上に対応して固定費と変動費をどのように構成しておくかというのを見積もることが大切です。
この視点が生むによって事業の手堅さと、ある意味では上振れに向けた野心性の高さなどがコントロールできるところでもあり、認識しないとちょっと売上計画ずれると、一気に、あれ、なんか儲け出ない、、、ということになったりします。
○ まずは属性で整理して、事業がアンバランスになっていないか点検
冒頭述べたように収入属性と経費属性はそれぞれ、固定と変動です。
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