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約3900万円かけて売上9.8万円の奇跡の豆乳ヨーグルト案件、責任押し付け合い裁判がついに和解〜特別委員会資料から見える悲しい構図〜

墓標について関心の高い皆様であれば「あーあったよね、あれまだ争っていたのか」とおもうような、6次産業化墓標について掘り下げます。

関東圏でいえば山梨県南アルプス市の完熟農園という巨塔があります。こちらについては東洋経済オンラインに書いたこちらのコラムを。一年くらいでスピード破産したケースで潰れた理由もなかなか痺れます。

が、とはいえ1つの製品開発販売のプロジェクトとしてはなかなか痺れる「約3900万円を使って開発したのに9.8万円しか売上がなかった」奇跡の豆乳ヨーグルト案件について、国の交付金を返還する上で自治体とJAとで誰がいくら責任とって支払うのかという押し付け合いという恥ずかしい「泥仕合」の結論が出されました。

もともとは売上は7万円という報道でしたが、塩谷町特別委員会の調査結果で9.8万と情報修正されました。笑 問題になった2019年に私も東洋経済に記事をupしておりますが、その決着した内容の整理というところであります。

結局のところは和解金をJAが支払う形式で決着がついたということなのですが、全くもってどういう経緯でどういう物事の進め方をしてこんなことになっちまったのか、はいまいちよく見えないままに終わっています。和解だから裁判の中で明らかになることはなくなってしまいました。

が、一応大まかな経緯などについては特別委員会などの資料はネットで公表されていました。ネットと情報公開により失敗から学ぶことができるいい時代です。今回は塩谷町「新たな 6 次産業化の構築と新産業育成業務検討特別委員会」資料からその様子をみてみたいと思います。これは他の地域でも学びあるもので、内容見ていくと、皆さんの地元でもこのようなこと起こっていませんか? と聞きたくなることばかりです。

○ 特別委員会報告書から分かるポイント1・実行体制

特別委員会報告書とかあれこれ見ていくのは知的好奇心を刺激させられますね。

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