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教育虐待の元凶【2/2】親に求められる「3つのプレッシャー」からの開放(2024/4/6 #1113)

木下斉
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【本日の要点】

◯ 3つのプレッシャーからの開放がマスト!!

・子供が万能で他より優れていなくてはならないというプレッシャー

実際に勉強ができるは一要素でしかなく、学生時代、受験ではそれがすべてのように演出されているが、どこぞの学校にいっただけでは一流なんかにはなれないわけです。むしろ世の中の職能はホワイトカラーみたいに単一化されているわけでもなく、多様な仕事が存在し、さらにいえば常に新しい仕事が生まれていっています。AIで今の中途半端なホワイトワーカーが置き換えられれば、新しい別の仕事がうまれていく。
遺伝的特性で自分にとって何が得意なのか、のヒントは逆に言えば親にあるとも言えるわけです。親をみていて得意そうなことは、自分にとっても得意である可能性もあるし、苦手なことはやはり苦手なのだと思うわけでもあります。このあたり万能である必要はないし、遺伝的特性をいかせばいいと割り切ればいいと思うところ。何でも他より優れているなんてことは不必要なことを認識すべき。

・学校教育の均一な内容に沿わなくてはならないというプレッシャー

学校教育はクラス単位でカリキュラムを決められて「一定以上の人材を作り上げる」ことが基本となっています。さらに言えば、身体、頭脳含めてもともとは軍人発掘が一般的な国家の義務教育の役割になっています。戦前は日本もそうでしたし、世界中の普通の軍隊を持つ国は同じように国防や戦力のためによい人材を集めて、士官候補を養成するトップスクールに導きます。近代国家と義務教育の関係を正しく理解するべきなのです。今はそれらもゆるくなっていても、30名とかを一括で教育する仕組みで個性が強い子どもは馴染めないのも当然。だけで今ならオルタナティブスクールなどもあるので、それで良いではないか、と思えば良いと思う。

・塾などの教育ビジネスによる恐怖と単細胞価値観のプレッシャー

教育ビジネスは基本的には「合格実績」という餌をもとにして、次なる客を集めます。その時に必要なのは競争を煽り、不安をあおり、親に「今から長く塾にいかないといけない」とか短期的な試験を繰り返して序列を作って優劣を子供にも植え付けていくことにあります。が、実際の社会はそんなペーパーテストだけでどうにかなるものでも、個人戦ですらないわけです。偏差値を自慢して他人にマウントとってもそんなやつは、実社会らおけるチーム戦
、総力戦を戦い抜くことはできませんね。リーダーにはなれませんからね。極めて成績がよくても悪くても歪み構図がそこに発生しがちなことをちゃんと理解すべきと思います。彼らはビジネスとしてそれをやっているわけですから、そういう構図に飲まれないように理解することが大切。

3つのプレッシャーを超えれば自己肯定感は壊れにくい。愛と成功体験。

◯ 親が様々なことに挑戦し、いかに朗らかで居られるか?!

親が多角的な価値観を持っているのか、自ら学習しているのか、本を読んでいるのか、アウトプットしているのか、など親が率先してなにかに取り組むことが大切。できていれば、まぁそれをみた子供は変わる可能性は出てくるわけです。

さらにやはり自由に生きている、楽しいということを親が実感していることも大切だなと思います。さきの3つのプレッシャーからも開放され、可能な限りストレスを開放して、子どもの話を聞ける余裕を持つことの大切さを実感します。小宮山対談でもそれが顕著。適切に子どものことよりも、自分のことにフォーカスできている大人で親があり続けることが大切なんだなと考えさせれられます。人のこと心配する前に自分のことやれ、と子供にいったりしている親ができていないことが多いということ。笑

結局は子供にやれやれの前に、大人である親が自分でやれ、というのが重要。親は子供ばかりではなく、自分のことに適切にフォーカスすることがとても大切。

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