管理するのは工程よりモチベーション 2016.5.27.
プロジェクトマネジメントを効率的に進めていくことが重要であることは言うまでもない。特に事業の立ち上げ、そして継続事業の場合にはその後の運営においても決めること、判断することが日々沢山出てくる。
しかしながらその中でどうしても工程管理にばかり目を取られ、いつの間にか何もかもうまくいかなくなる時がある。
その主たる問題が「モチベーション」に対する考え方の欠落だ。
【5月の一日一言は、「まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし」http://amzn.to/1PChp84 からの抜粋解説。】
単発型の場合は時間軸でもゴールがあるため、モチベーションの維持もそれほど難しくない。イベントであればわかりやすいが、その開催までとりあえず漕ぎ着ければどうにかなる。
しかし、継続型の取り組みにおいては特にモチベーションの維持は極めて難しい。これといった終わりがないからだ。日々必要なことをそれぞれが行っていくということはとても大変なことだ。マネジメント側でさえ退屈になってしまうこともある。そのため、ある程度チームで取り組み、その内容の意味や意義についても定期的に考えたり、日々の取り組み自体を評価する仕組みをつくる、自分たちの取り組みを客観的に評価してもらうなど、何らかしらで「節目」を作る必要がある。定例会議などでの先月より今月の改善など数字で見えるものを共有するというのもいいだろう。
また定期的にまとまった時間をとるミーティングや合宿などを行うことで、モチベーションを養うことがあってもいい。また定期的な休養をとることもメンバー全員に必要なことだ。
気合だけで乗り越える継続型活動は3年が限度だ。モチベーションが維持出来ない場合には、次々とメンバーが入れ替わってしまったり、業務そのものにかなりの問題が発生する。地域事業だからといって、それで良いということはなく、しっかりとモチベーション維持をすることが、業務品質の改善に繋がるところだ。
モチベーション管理と向き合うことは、実はマネジメントにとっては難しいが、避けては通れない道である。
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