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【AIR】10年の地元民間企業連携の蓄積が産んだ「雪国観光圏」の凄み〜なぜ予算潤沢なDMOよりも成果を挙げられるのか〜

週末から自遊人の岩佐さんにアテンド頂いて、新潟魚沼、松本などのエリアをぐるりと回っております。数年ぶりの里山十帖訪問でしたが、今回は新たにできた一棟貸しの離れに宿泊いたしましたが、最高でした。魚沼の大自然を堪能できるすごい場所にあります。

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このビューは最高ですね。冬になればここが一面雪景色になる。仲間と共にこれはよいなーとしみじみ感動していました。断熱もがっつりされているので、冬でも寒くなく過ごせるでしょう。

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さて、施設などの解説は後日改めて行います。

今回回る中で雪国観光圏の取り組みもご案内いただきまして、地域での草の根からスタートしている観光振興の取り組みとしては極めてエキサイティングなものです。

地域観光関連組織といえば、DMOが全国各地に設立されたけど、体たらくなものが多発して観光庁も厳しい運用に切り替え始めていますが、他に観光協会の看板架替型みたいなものもまだまだ多々あります。

このような中、魚沼地域全域に点在する事業者有志が集まり行う「雪国観光圏」の取り組みは完全民間持ち寄り型になっています。だからこそ長期で地域の内容を掘り下げ、成果をあげていっています。

そしてそれがもう10年単位で小さく始まり継続し続けている取り組みでもあるということから、やはり地域での観光振興策というのは自治体区分だけというのも無理があるし、さらにいえば自治体で1つ、みたいなのも無理がありすぎるなと思いました。同時に予算があるかどうかだけでは成果は決まらないという当たり前ですが、その点についても経営的視点でまとめたいと思います。

○ 雪国観光圏とは?!

自治体単位ではなく、7市町村の範囲を対象にした観光に必要な地域の掘り下げ、ブランディング活動などを行う主体として行われている取り組みです。

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