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共同執筆によるリレーマガジンで実感した、ピンホールマーケティング型草の根メディアの新たな可能性

さて、リレーマガジンをスタートして、共同執筆かつ全国各地に散らばり、やっていることも異なる人達が一つのマガジンで束ねて見ていけるということから感じる、新たな可能性について語りたいと思います。

情報発信というのは非常に大切。というのも、黙っていれば当然誰も気づかないということが多くあるので、仲間さえも集められなかったりします。さらに言えば、コミュニティは物理的なものだけでなく、特殊テーマとかでも形成され、ネットの時代にはむしろ後者のテーマに沿って皆が集団を形成するほうが強かったりします。だから地域内でもし孤立していたとしても、一定の限られたテーマで全国でつながっていくと数百人とかにはすぐになったりするわけです。

このような小さなテーマに沿って攻めるマーケティング戦略を私は、「ピンホールマーケティング」と呼んでいます。地域でもどこにでもあるような一般的な内容ではなく、より特化し、地元内では「なんでそんなテーマなの?」と言われるようなもので尖る。そのうえで、尖るとその限られた小さなテーマに呼応する全国、世界の人たちが集まって、結果として他ではできない、競争力のある事業が生まれるという考え方です。

オガールにおけるバレーボール練習専用体育館はその典型例としていつも紹介しています。岩手県紫波町という辺鄙な場所に、バレーボール特化、かつ練習専用体育館を作るというのは、極めてテーマが絞られまくっています。だけど、ここまで尖ってバレーボール施設をつくる民間人はいなかったため、社長たる岡崎さんの営業に呼応して皆「オガールで合宿しよう」という全国の様々な選抜チームの監督たちが集まるようになっているわけです。そして今度は東京五輪ではカナダチームがここで調整合宿するということになったわけです。だけど、それだけ地元思考ではなく、テーマ思考で全国、世界という点での群れを作っていくということが、しいては他にない人達を集め、地元のためにもなっていくということです。

そういう意味では、地域において稼ぐまちとかのテーマで挑戦をするという大変マニアックな人達が集い、自分たちの奮闘記を発表するというだけでも、それを呼んで共感する次なる人たちを集めていくという集合を作り出せる感覚を得ています。

もとは以下のオープンチャットでの繋がりを自然発生でつくり、そこから有志でスタートしていっているわけですから、コミュニティの拡張連鎖を感じるわけです。

オープンチャット「稼ぐまち駆け込み寺」
https://line.me/ti/g2/eJLnpWp6uNKZQrxUwbX8GA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

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このように非常にマニアックなテーマで1200人程度が何か集団となり、そこの一部メンバーがリレー型でそれぞれの体験や考えを発信していく。既にフリー版は120名を超えるフォロワーに一週間程度で成長してきています。

世の中のマニアックな様々なテーマに沿って、ピンホールマーケティング型のメディアというのを草の根で始めることが可能な時代になってきたなと私は思います。これまでのプロのライターさんとかが取材して、というクオリティももちろん大切ではありますが、より同人誌的なアプローチが全国でリアルタイムでネットワークされて展開可能なのだなと思わされます。

今後一ヶ月程度進めていってさらにどういう進化をしていくか。新たな試みだけに楽しみです。

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