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【AIR】現役地方議員にズバリ聞いた、地方議会のリアル
地方自治体において議会選挙がもう無投票ばかりで大変なことになっています。選びに行かない投票率の問題もありますが、誰も選挙に出ない被選挙人不足はさらに深刻で、この2つが負の連鎖を続けています。
選びたい人がいないから選挙に行かない、選挙に行かないから固定票ばかりで当選しなさそうだから選びたい人も出ない。
さらにメディアが報じるのは政治家の不祥事ばかり。有識者も政治家には厳しいことばかりだし。政治家=ダメなやつみたいなイメージですが、実際にヤバい人もいますが、当然いい人もいて、そういう人に頑張ってもらえる環境を作らないと、結局我々が負担している税金はトンデモナイことに使われていくことになります。
さらに地方でいえば、そういうトンデモナイことが原因で衰退が加速し、自分たちに所有している家、田畑などの資産価値もさらに毀損していきます。つまりは議会とかを放置していると大損こくことになるのです。
ということで、地方議会で議員活動をする方々で公民連携事業などを提案し、行動する人たちを地域を横断でネットワークしていこうということで、公民連携議員宣言を集めています。
公民連携議員宣言をしている議員の方々の一部で、この記事の最後に鼎談を行った内容を配信していますので、そこまで含めて、今の地方議会のリアルを感じ取ってもらえればと思います。
○ 公的支出において43%。政府直轄より巨大な地方政府を軽くみてはいけない
もちろん義務的な経費部分もあるので、一概にすべて地方議会でどうにかなるものではないですが、首長が本気になり、議会も本気になればかなりの裁量があります。
というのも地方政府が持つ予算額は全体の43%ほどを占め、63兆円に達するのです。これは中央政府単独よりも大きな予算額なのです。つまりこの世の中の公的事業の多くは国直轄は少なく、各自治体が主体となってやるものが多いのです。
この意思決定を我々は行政のみならず、特に予算については承認を議会が行うことが前提になっています。
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