良い三セク、悪い三セク。地域に本当の意味で貢献する三セク宿泊施設のあり方について考える【サウナ探訪+α道東編・前編】
北海道東部にきております。女満別空港からぐるりと羅臼まで行く予定になっておりますので、2つに分けてお届けします。まずはその1ということで、サロマ湖周辺から遠軽町での2件のサウナと共に、ホテル再生、三セク課題などについても触れていきます。
実際に衰退極まるエリアは随分前から地域インフラやサービスが公共分野関わらないとできないというような感じになっていて、振興公社などを作って展開しているものの、それが地域基準となっていしまうがゆえに、内需型産業というのがまともに育たなくなっている側面も強いと思っています。そのあたりもちょっと具体的なケースみながら解説したいと思います。
○ 北海道は最寄空港を徹底すべし
北海道は大きいので、新千歳からこちらへ、といっても高速がいくら便利になったといっても数時間コース。北海道にいくのであれば、可能な限り最寄りの空港に降り立って、そこからレンタカーが大正解です。
昨年、大樹町のロケット発射をみようと札幌から帯広まで車で向かったことがありましたが、いや~~~本当に遠い。笑 運転してくれていた方とも遠すぎてこりゃだめだと、向かったものの心折れそうになりました。
ということで、今回は道東といっても少し北側をめぐり、その後に羅臼へ向かうこと言うことで、女満別空港を選択しました。かなり久々に女満別空港に降り立ちましたが、きれいに改装されていてびっくりしました。
しかも地方空港の良いところは、大きくないことです。ハブ空港になっている新千歳などは本当に巨大なのは皆様御存知の通りで、駐車場に出るのも間違えたら大変です。福岡空港も最近拡張されて昔のようにするっと外に出られなくなってしまいました。誠に残念。が、女満別クラスだとすぐに外に出られて、目の前にレンタカー集積地があったりするので、本当に即座に移動に入れます。
○ 自然が豊かなサロマ湖、しかし、、、
これまた久々にサロマ湖を訪れました。ネイチャーセンターがあり、原生の植生も残る、日本最大の汽水湖です。
しかしながら先日知ったのは、もともとは通年で海と通じていたのではなく、人工的に通年海と通じるように掘削していたようです。その理由としては一番は船が往来できなくなるのが大きかったと聞きました。以下のようにwikipediaにも記載がありますが、そういう意味では今では国定公園指定を受けているエリアですが、ある意味では人々との生活によってこのように通年汽水湖として今の形になったのですよね。
かつては恒久的な湖口を持たず、春になり雪解け水の流入で湖の水位が上昇すると、湖側からの圧力が強まることで、砂州東端の鐺沸(とうふつ。地名はアイヌ語で「湖の口」を意味するトー・プッに由来)近くにオホーツク海への湖口(こぐち)が開き、秋になり湖の水位が低下すると漂砂で閉塞していた。湖水位の上昇は沿岸に湿地帯を多く生じさせ、増水時には氾濫被害なども生じることや、湖口閉塞が漁船の外海との往来に支障することから、明治時代以降、毎年融雪期になると水位上昇前に鐺沸地域の住民達は人為的に湖口を開削していた。
このように非常に大きく、満ち引きによって風景が大きく変わるのが見ていても飽きないところです。
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