官僚たちの冬〜戦後の接待と平成に失われた政策官民連携力〜
菅さんの息子と総務省の方が飲食をともにしていたということから、接待問題みたいな話が出ていますね。ま、もちろんそこに何があったのか知らないのでなんとも言えないですが、かなりヒートアップしている感は90年代のデジャヴュでもあります。
高校生の頃、つまりは1990年代後半はまさに官僚バッシングの嵐でもありました。そんな中で商店街の企画も当然ながら、官僚の方々は会費制が一番良いということでそういう制度でやっていましたが、極端な場合は会費ですら断り、一切飲食の場には出ていくなと言われていたりもしました。
そういう意味では今朝出ていたこの世代間ギャップのコラムもなかなか考えさせられます。
高校時代から大変だな官僚ってものは、と私は思ってしまい、なりたいと思うことは全くありませんでした。その頃にもう既に退官しているおじいちゃんたち、しかも事務次官経験者とかの方も時折、商店会活動で接点があって飲みにいくこともありました。そうすると、まぁとんでもないかつての接待自慢になるんですね。それとか見ても、現代の官僚は必要以上にあれこれ言われる空気の中で、仕事をしなくてはならないというのは本当に窮屈なことなんですよね。振り子があまりに極端に振れすぎたのではないか、と思ってしまいます。
○ 接待、国賓待遇、過酷な仕事
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