店は開店する以上に閉めるにもお金がかかる。
Twitterで経営難となって店を閉めることになった方のツイートが非常に印象的なので転載します。
先日も書きましたが、自粛もほどほどに買い支えしていかないと地域経済は大変なことになります。
開業時にも手元資金は必要ですが、急に経営がうまく行かなくなり、店を閉めようとした時にも多額の資金が必要です。
コロナショックに限らず、急な状況変化で経営が傾くことは当然あることです。商店街での事業を長らくしてきた私も、高校時代に社長を務めていた共同出資会社においても、4年間の経営期間の間だけでも、地方商店の経営者であった出資者が数人夜逃げをして、「どうにか株を買い取ってもらえないか」と、連絡があったりしました。5万円ほどの株をどうにかわずかでも現金化したいということなのです。事業とはお金がなくなるときは一瞬にしてなくなり、僅かなお金さえ調達が困難になるというのを思い知りました。
事業がうまく言っている時は当然会社にもカネがあり、自分にも役員報酬も入っているので当然個人としてもお金が回り回っていきます。金融機関も金かしますよね。一方で、事業が傾けば、会社にもカネがないけれども家賃も給料も払わないといけない、自分の役員報酬なんて支払っていられなくなったりするから手元の個人の資金は崩していくという状況に。そして金融機関も簡単には金は貸してくれません。このプラス環境とマイナス環境の差たるや歴然としています。
だからこそ、政治的に個人保証などを外すようなモデルを推進する時代になっても、未だに中小零細企業の多くの場合、個人保証・担保主義で会社の倒産=自身の破産を意味します。
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