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稼ぐまちの実現政策に求められる4つのポイント。政策の壁の突破方法(後篇)/「3つの壁」を理解しよう!【4】

前回は守りの政策について話をしました。派手な打ち上げ花火型の事業が大爆発したとき、衰退はむしろ加速する。守りをちゃんと考えるということは不可欠だということです。

とはいえ規模縮小、機能集約だけでは単なる縮小均衡となってしまう。

従来の公共施設白書や公共施設等総合管理計画などで触れられる公共床面積の削減計画でも、主として施設数を削減する、複数の公共施機能を一体化する、複数自治体またがり広域で共用するなどして床を削減する方向性が強い。

人口縮小下で自治体が競争力を高める上では、長期財政計画にもとづき交付金や基礎税収などの範囲でやりくりするという「守りの政策」は必要不可欠。しかしそれだけでなく、新たな歳入を生み出すような「攻めの政策」を展開するということも大切である。

潰れないための政策と、伸ばすための政策は別なのである。1つの政策で複数の目標を達成するのではなく、しっかりと目的別で政策を組み立てることが重要である。

(1)縮小均衡からの脱却「稼ぐ政策」

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