発展する地域と衰退する地域を分ける「寛容性」
さて、センシュアスシティレポートなど毎度話題を振りまく、LIFULL HOME'S総研のレポートですが、今年のテーマは「地方創生のファクターX」です。
地方創生論では稼ぐ力、経済力などの話を私もしていますが、その基盤としてある、つまりは経済力をつける上では良い人材が集まったり、よい取引先との関係が構築できていたりする、広いバリューチェーン全体をみた「地域力」が求められます。そのファクターXを探ろうというのが今回のテーマになっています。
で、その中でも仮説検証対象となったのが「寛容性」なのです。
今回は、このレポートについて今回は取り上げたいと思います。
そもそも地方における人の流出の背景には、女性や若者に選ばれないという問題があり、その原因には旧来からの硬直的な環境、差別的な対応が指摘されています。つまり寛容ではないからこその流出です。
本レポート、私が末尾で「[COLUMN]SPECIAL INTERVIEW「稼ぐまちづくり」の実践者 木下 斉氏地方創生のファクターX を語る(2.1MB)」というところで対談を島原さんとさせてもらっています。以下から読むことが可能です。
が、これ、まさかのノンアルコール対談だったのでw、改めて緊急事態宣言が解除になった段階でやろうと話していたので、近日改めて対談予定ですのでそちらもお楽しみに。
○ 「寛容性」が地域に差をつけるポイント
さて、地域に差をつける寛容性。本レポートの総括ポイントとして指摘されているのは、以下のようなところです。
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