【AIR】緩やかな開発が続く立地つくりが最高のエリアマネジメントである理由
全国各地でニュータウン問題というものが取りざたされるようになり久しいわけですが、その中でユーカリが丘のケースは常に別軸として評価されています。
しかも、緩やかな開発が今も続いていることによって、常に需要に対して、供給が足りない状況を生み出し、結果として資産価値上昇につなげていっているというのも特徴的です。
これらの開発からエリアマネジメントや地域再生事業が学べる点は多々あるので、改めて整理していきましょう。もちろんこれからの局面でいきなり1970年代の局面でこれを始めていたところと同じことはできませんが、示唆的な点は多々あります。
とはいえ、欲を出すと一発で売っぱらってクロージングするほうが短期的な利益があがるのですが、逆に中長期的に段階開発をしていくと、むしろ不動産は常に上昇傾向にあるから、一発売り切りより高く売れたりするのです。これは地方の開発プロジェクトでも学べる点であり、我々の行っている取り組みでも採用している方法です。
実は福岡市の天神開発も半世紀前に近い方法を採用しています。そのため、今、天神ビックバンといった再々開発が可能なだけの需要が存在しているとも言えます。常に次の世代に向けて建て替えが可能であることが持続可能性という点では極めて大切なのです。
あれは山万さんだからできて、うちは無理だよ、とかいうのは、そのままパクろうと考えていて、より因数分解した上で参考になる点を見つけ出す努力不足とも言えるでしょう。ということで、我々もまち再生で参考にできるとおもう点についてまとめます。
○ 重要なのは人口数の緩やかな増加と、人口構成のコントロール
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