【AIR】評価の枠組みを変えることが商品・サービスを変える〜常にズレた価値を考えよう〜

評価には枠組みというものがあって、何かの基準に基づいて「良い」とか「悪い」とかを決めて、それに基づいて価格とかも影響を受けたりしますよね。例えば「よりよいものをより安く」というような枠組みをそのまま採用していくと、地域の商品サービスはどんどん劣化していき、最終的には巨大資本のチェーンストアモデルに勝てなくなって根こそぎ地域産業が、東京本社の経済に抜かれていくということになったりするわけです。つまりその前提から抜けた商売をしない限りは、どんどん不利になっていく。負け戦のルールからは脱する必要があります。

重要なのはなにか決められた枠組みの中であがくのではなく、全く別の評価軸を自分なりに作って、それをもとに商品・サービス・価格を組み立て直すことが実は重要というところです。

○ ネーミングと共に、正しく「良さ」を伝えるコミュニケーション

先日ツイッターで話題になって私もリツイートしましたが、闇落ちとまとのケースも、もともとの「いいトマト」の評価軸をずらすことに成功したいいケースですね。

そもそも市場的にはトマトはこうでなくてはならない、という評価軸があり、例えば、見た目として「赤くてツヤツヤして」みたいな話になるわけです。しかし別の軸でいえば、「甘いトマト」も評価されるわけです。しかし、見た目から入るのが市場流通なので、甘いけど、見た目が悪すぎるならば取り扱いはないということになって捨てられてきたわけです。

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