見出し画像

【動画鼎談】なぜ旭川周辺の小規模自治体は面白いのか〜当麻町長・村椿さん、比布町長村中さん、ヴォレアス北海道社長池田さんに聞いてみた〜

地方都市では人口が少なくなるとオワコンのようなイメージが先行しますが、必ずしもそうでもありません。少人口だからこそ付加価値の高い産業が芽生えれば、一人あたり平均所得は改善しますし、さらに言えば小さいからこそそれほど大きなものでなくてもちょっとしたことが地域を変革するだけの力を持ったりします。

○ 少人口・農業都市は豊かになるポテンシャルが高い

いつも事例でお話しますが、農業大国かつワイン、チーズ、アパレル、ブランドバックなどなどで日本は非ハイテク商材を購入して貿易赤字にすらなってしまうフランスとかにいけば、生産力をもった地方都市のほうが豊かなところがたくさんあります。シャンパーニュの中心地であるエペルネーは一人あたり平均所得でフランス一番になることすらあるものの、当然ワインを作っているわけですから見渡す限りは畑が基本。農業だから儲からないというのはそんなことはなく、我々が500年かけてやってきた農業と、彼らがやってきた農業との間に違いがあるだけであります。

そもそも土地からとれるものを製品加工し、世界市場まで形成できるとここまでいけるというのは、世界各地に見られる分野であり、ある意味では国際的なローカルタウンの競争領域とも言えます。

画像1

実際にいけば畑ばかりに囲われたところに、素晴らしい石造りの建物のシャンパーニュメゾンがあるわけです。過密都市ではない、ローカルだからこその素晴らしい時間がそこにはあるわけです。

画像2

○ 個別にお話を聞くと見えてくるリアル

そのような中、日本の地方でも様々な動きが出てきていますが、高付加価値の農業分野を開拓し、ふるさと納税などの集中投資を行ったり、はたまた民間企業との連携なども活発、ヴォレアス北海道に体育館の貸し出しをしたり、とてつもない寒い立地だからとここを選んで世界最高峰のダウンジャケットなどを作るメーカーがフラグシップショップを開設したり、と様々な取り組みが起きています。

画像3

えぞ財団で旭川周辺自治体の首長を務めるお二方にお話を聞いたりする機会を持ちまして、今度ぜひ一度なんでそのあたりでいろいろな動きがスピーディに始まっているのですか、というお話を聞いてみたいと思っていました。

今回も残念ながらコロナということでオンラインでの鼎談になりましたが、小1時間ほど鼎談形式で、旭川周辺をベースにして比布町の廃校体育館を活用して練習などをするパレーボールプロチームであるヴォレアス北海道の池田社長も交えてお話しました。

○ 鼎談動画(約1時間)

ここから先は

971字
この記事のみ ¥ 1,000

サポートいただければ、さらに地域での取り組みを加速させ、各地の情報をアップできるようになります! よろしくお願いいたします。