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大人の遠足日記 ~御影郷 菊正宗酒造 蔵開き~

お待たせしました。久しぶりの酒回です。
久しぶりの酒回だからと言って禁酒や断酒していた訳ではありません
酒はだいぶ飲み続けています。少しくらいは休肝日設けなきゃな・・・。

という訳で、今回は「灘五郷」のなかの「御影郷」にある「菊正宗酒造」さんの「蔵開き」イベントに行ってまいりました。



今回も発端は妻。

まあ、いつもの事なんですけど、今回もイベント自体を探してきたのは、我が家の誇る酒魔人の妻でございます。

菊正宗さんは酒造メーカーですが、化粧品の通信販売もやられていて、妻がとある勉強会で菊正宗の通販担当の方と仲良くさせていただいてたというご縁があるんですよね。
他にも、お寺のご奉仕でいただけるお下がりのお酒でも多いんよね、「菊正宗 生酛造り」
そんなこんなもあって、意外と身近に感じていた菊正宗さんです。


阪神魚崎へ。

ということで、開始時間の10:00着を目指して菊正宗さんへ。
ウチからだと、阪神野田から、尼崎→魚崎が最短かな。
電車に乗ってる時間は25分くらい。ドアtoドアでも50分程度(ちっかw)
菊正宗さんは、御影郷なんだけど、ウチからの最寄り駅は魚崎駅

灘は日本一の酒どころ(西条も忘れないで)

櫻正宗さんは魚崎郷、菊正宗さんは御影郷。(試験に出まぁす)


菊正宗酒造さんは、阪神魚崎駅から川沿いに下って行った所にあるので、川沿いの遊歩道をのんびり歩いて行ったんだけど・・・

白いのは凍ってるんです

川の一部が凍っとる・・・

え?川って流れてるから、そう簡単に凍らんよね?
北海道や東北、北陸ならまだしも、ココ兵庫県よ?
六甲山、摩耶山の山頂とか、城崎や豊岡の日本海側ならまだしも、瀬戸内海側よ?川凍る?

それくらい寒かったんか?今日は。
ちょっとビックリしました。確かに寒かったけど、川は凍らんと思ってた。



現地、思ったよりめちゃ人多い

ゆーても、一酒造さんのイベントやし、そんなに人居らんやろ。
まあ、念のためオープン直後に行っておこか。

認識の甘いオッサン

程度の感覚で行ったんですけど・・・

メチャクチャ人居った。入る前にまずは別の駐車場に誘導されて、そこでコミケの入り口みたいなジグザグの列に並ばされます。

開始10分前の9:50ごろに着いたはずなのに、200人くらい並んでた。(たぶんすでに200人くらい会場に入ってた感じだったから、400~500番目くらい?開場10分前に着いたのに・・・)

舐めてた、蔵開き舐めてた。
さすが大手酒造メーカーさん。

かなり向こうまで人だらけ(入って落ち着いた後での写真)

いざ!蔵開きイベントへ

まずは入り口で振舞酒がされていました。
こちらは無料。

え!?無料?マジか~。

早速いただきました。うんめぇ。

山芋豆腐と湯葉豆腐

アテも要るだろということで、ポテト、唐揚げ、焼き鳥、イカ串とあったのだけれど、日本酒なら豆腐とか良いよね、しかも温かいみたいだし。
ということで、豆腐をチョイス。湯葉と山芋。

湯葉豆腐(山芋は結局持って帰った)

温かいお豆腐うんめぇ~。サイコー。

しかし、振舞酒だけでは足りないので、妻はさっそく有料試飲コーナーへ。
めちゃくちゃ並んでたらしく、湯葉豆腐がだいぶ減ってしまった頃に帰還。

残念ながら、お目当ての一つ(?)の「限定50杯百黙スパークリング」はすでに売り切れ。
百黙の三種飲み比べと、蔵開き限定の嘉宝 原酒の4杯に。

百黙の三種飲み比べと、蔵開き限定の嘉宝 原酒

どれも美味しかったんだけど、自分的には純米大吟醸 無濾過原酒が一番美味しかった。シュッとしたキレがあって、爽やかな香りがする。飲みやすいけど、飲んだ後良い香りが鼻の奥に残るような感じ。スキ


粕汁とハム

寒かったし、お腹も減って来たので、食べ物を追加。
粕汁とハム
粕汁は、寒かったし妻が大好き(私はちょっと苦手)なので、良いと思って買ってきたのだけれども

こ、この粕汁、食えるぞ(私談)

粕汁苦手マン

たまに出会う「私が食べれる味の美味しい粕汁」でした。
美味しかった!(このあともう一杯食べた)


さすがにお昼前になって来てお腹が空いてきたので、
「大起水産 捌きたて!新鮮 生本マグロ」ブースにお寿司を買いに。

・・・

50人は並んどる・・・

しかもこの辺りは絶賛日陰・・・寒い・・・

でも炭水化物モノはココしかないので、腹をくくって並ぶ。
そうすると、私の10人くらい後ろにニコニコしながらトレイに熱々の粕汁を載せたおっちゃんが。

おっちゃん、並んどるあいだに粕汁冷めるで・・・

シャイなおじさんの心の叫び

と思いましたが、知らないおっちゃんなので放置。
とりあえずちょっとずつ列が進む。

あと10人くらいかな?という時に、ふと後ろを見る。
さっきの粕汁のおっちゃんが居る。
熱々の粕汁は・・・・空だった。
並んでいる間におっちゃんは粕汁完食した模様。

そら食べるわなw
どう考えても寿司買い終わるころには、粕汁冷めてるもん。

私はというと、どうにか「うなぎ ひつまぶし棒寿司」「マグロにぎりセット」をゲット(在庫はいっぱいあったけどね。)

うなぎひつまぶし棒寿司
マグロにぎりセット

永い永い列を我慢してゲットした炭水化物
うんめぇ~。
妻からもお褒めのお言葉をいただいて二人で美味しくいただきました。


この後は、枡がもらえる枡酒と、三種飲み比べをお代わりしました。

枡酒。菊正宗の焼き印がイイ感じ

枡酒って2割増しくらい美味しく感じるよね。
なんでだろ?木の香りがほわぁっと鼻にくる。


伝統技能?伝統芸能?

会場中央のステージでは、「酒樽こも巻き実演」「酒造り唄披露」が行われていました。

酒樽こも巻き

酒樽こも巻き作業実演

あのよく神社とかに奉納されている酒樽。
「こも巻き」っていうらしい。
見てたけど、ある意味伝統技能という感じでした。
こういうのもちゃんと伝承していかないと出来なくなりますよね。


酒造り唄披露

酒造り唄披露

酒造りを行う工程のなかで唄う唄が、いくつか引き継がれているらしく、菊正宗酒造さんでも「唄を引き継ぐ会」みたいなのがあるとのこと。
そんな皆さんが、酒造り唄をご披露してくださいました。

一言に唄と言っても、酒造りにおいて唄は非常に大事だったそうで、例えば「時計の無かった時代に、ひとつの作業にかかる時間を均一化するために唄を作り、その唄を唄う事で作業時間をある程度同じにした」とか、「昔の重労働だった時代に、しんどさを紛らわすための唄だったり、作業の完了や、お祝い事でみんなの気持ちをまとめるために唄があった」のだとか。

「酒造りと唄」一見関係なさそうなものでも重要な事ってあるんだなと、酔っぱらいながら感心しました。


というわけで、今回は灘五郷の一つ、御影五郷 菊正宗酒造さんの蔵開きイベントに来ました。
この時期は、他の蔵(灘五郷だけに限らず)でも蔵開きイベントが開催されているそうなので、来年はまた違った蔵の蔵開きに行ってみたいなと思います。(まあ、アンテナは妻が張ってくれているので、妻任せですがw)

蔵開き限定のお酒や、限定価格品などがあったりして、普段では味わえない魅力があると思います。ご興味がある方は、毎年のこの時期、気になる蔵をチェックしてみてください。

今回もネタを提供してくれた妻に感謝したいと思います。
本人も楽しかったようで何よりです。(良かった!)


「面白かったな」「へぇ~そうなんだ」
と感じられた方は、ぜひスキをお願いします。

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