日本三大聖天巡礼満願
念願だった待乳山聖天、妻沼聖天山にお詣りしてきた話。
(待乳山聖天、妻沼聖天山ともに寺院なので本来は「お参り」なのかもしれませんが、個人的に聖天さんは「神様」という認識なので、「お参り」ではなく「お詣り」とさせていただいております。
「いやいやいや、本来はこうやで!」というご指摘はコメントで!)
聖天さんとのご縁
「聖天さん」はご存じでしょうか。
日本の仏教(?)における神様の一柱で、正式なお名前は「歓喜天」「歓喜自在天」「大聖歓喜天」などのお名前があります。
詳しくはWikipediaなどで。
聖天さんとはご縁があるんです。
私は妻の実家の家業を継いでいるのですが、その家業の屋号が「聖天○○」なんですね。なので私は近所では「聖天○○のきたむらさん」なわけであります。
なんでかその屋号と言いますと、近所に聖天さんをお祀りするお寺がありまして、そちらからお名前を頂戴しているのです。
また、なんだかんだで役員を務めている商店街の名も「聖天通商店街」と、まさに聖天さんのお名前で商売をさせていただいているわけです。
毎朝出勤前にはその聖天さんにお詣りもして、日々安寧に過ごさせていただいているわけであります。
日本三大聖天さん
そんな聖天さんですが、非常に人気のある神様で、日本中いたるところに聖天さんをお祀りしているお寺があります。
中でも、妻沼聖天山(埼玉県熊谷市)、待乳山聖天(東京都台東区)、生駒聖天(奈良県生駒市)が日本三大聖天さん(諸説あり)と呼ばれており、大変有名で参詣客も多いです。
奈良の生駒聖天さんには以前お詣りしたことがあるのですが、残り二つの聖天さんは関東という事もあり、いつかお参り出来ることを夢見ておりました。
ふと訪れた東京出張
そんな折、ふとしたことで東京に出張することに。
というか、この出張を公私に関わらずボスである妻に認めて貰うために、
と、カードとして切らせていただきました。
最強のカードだな、これw
日程的にはド平日だったけど、背に腹代えられん。
この機会、逃してなるものか。
案の定、ボスは乗ってきました(チョロいな~)
無事に東京、埼玉出張行けることに!
いざ、待乳山聖天さん、妻沼聖天さん
待乳山聖天(東京都台東区)
まずは、東京浅草にある待乳山聖天さん。
有名な浅草寺の子院なんだそう。浅草寺は知ってても、待乳山聖天さん知ってる人って少なそう。ま、それくらい浅草寺が有名なだけか。
場所も、浅草寺から歩いて行ける距離にあります。
当日は、花やしき遊園地の側に宿をとっていて、早朝7時頃にお詣りしてきました。(この後の予定が詰め詰めだったので)
宿から歩くこと15分。早朝の気持ちのイイ時間でした。
来ました!待乳山聖天さん。
すこし小高い丘(待乳山)の上にご鎮座されております。
昔はこの辺りは「聖天町」(しょうでんちょう)、「聖天横丁」(しょうでんよこちょう)と呼ばれていたらしい。
お寺や神社の名前がそのまま地名、町名なってるとこ結構ありますよね。
というか、「しょうでん」なの?!もっぱら「しょうてん」読みなんだけど・・・
山門は改修したばかりなのか、とても綺麗でした。
今回一番の衝撃が「お供え用お大根」の販売。
うちの聖天さんでもやったら良いのに。
もちろん、お供えさせていただきました。
このお供え用お大根は、翌日に「お下がりお大根」として無料配布されていました。私も前日分を頂戴したかったけど、出張中に生のお大根貰ってもしゃーないので諦め。
本堂は、朱塗り(?)の綺麗な建物でした。
中に上がってお詣りさせていただきました。
自動ドアでビックリw
何て呼んだら良い部分か分からないんだけど、だいこんの装飾が可愛い。
めっちゃ絡み合ってるところが、これまた「聖天さん」らしいですね。
本堂の扁額「聖天宮」がカッコいい。
宮って言われると、途端にかしこまってしまう庶民です。ハイ。
境内にあるいかにも「聖天さん」という何か。
そもそもコレが何なのかが分かりません。
本堂の裏手にあった何か。(だから何だよコレ!)
初めての待乳山聖天さん。
早朝という事もあり、参詣者もまばらでしたが、とっても温かい雰囲気に包まれていて、なんだかほっこりしたお詣りになりました。
さすが三大聖天さんの一角ですな。
妻沼聖天山(埼玉県熊谷市)
お次は、「妻沼聖天さん」
(妻沼聖天山さんだと「めぬましょうでんざんさん」になっちゃうので「妻沼聖天さん」で行きます)
こちらは、うどんで有名な熊谷市にあります。
「熊谷=うどん」って全然知らなかったけど、調べたらエピソードが色々面白い。「麦王」とか「うどん打てなきゃ嫁に行けん」とか。
熊谷駅でカーシェアで車を借りて、20分くらいでした。
途中に「道の駅めぬま」があります。
「いがまんじゅう(ずんだあん)」がとっても美味しかったです。
さて、妻沼聖天さんですが、辺り一帯が駐車場で、近くに「妻沼聖天山 本坊」なるモノもあるので、良く調べて出来るだけ「妻沼聖天さん」の近くへ停めることをおススメします。
今回は、「おー、あそこじゃね?」って停めたら、実はそこは本坊で、妻沼聖天さんへは、少し歩くことになったので。
ということで、妻沼聖天さんの入り口です。
(駐車したの場所が良くなかったので、実はここは最後に来てる)
門前から参道にかけて商店がチラホラあります。
お茶屋、だんご屋、そば屋、お寿司屋など。
お寿司は「聖天寿司(デカいいなり寿司)」だけどね。
立派な山門「貴惣門」
仁王様がいらっしゃるけど、装備が金ピカだった。
黄金聖闘士かな?タイプ的には牡牛座のアルデバラン?(失礼)
「国宝」って書かれるだけでむやみに気分がアガりませんか?
私だけでしょうか。
仁王門も歴史を感じさせる佇まい。
七五三の時期も始まりつつあるせいか、参詣客は多かったです。
国宝のご本殿は凝った装飾で圧巻でした。
この前後に秩父や大宮の神社にもお詣りしたんだけど、装飾が派手なお堂や社殿が多かった気がする。なんでだろう・・・?
ご本殿の裏手に雰囲気のある杜があって、その最奥に軍荼利明王の石仏がありました。杜の空気や隣の滝も相まって、すごく厳かな空間になっています。ここは是非覗いてみて欲しいですね。
妻沼聖天さんは、待乳山聖天さんに比べると(個人的な偏見かもだけど)あんまり聖天さん聖天さんしてなかったですね。
具体的には「お大根」や「巾着」があまりなかったことかな。
日本三大聖天さん巡礼満願
待乳山聖天さんに続いて、妻沼聖天さんもお詣りできたので、これで日本三大聖天さん巡礼満願です。
日頃地元の聖天さんにお詣りしている身として大きな聖天さんにお詣り出来た事は、とっても嬉しいし意味があると思います。
行程を一緒に考えて、付き合ってくれた妻にも感謝したいと思います。
次はまた違う聖天さんにお詣り出来ると良いなぁ。
という訳で、今回は神社回と言ってよいのかどうかも分かりませんが、
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
良かったらスキしていってくださいね。